有帆の空に こいのぼり 風に乗り144匹悠々と【山陽小野田】
有帆児童館横の広場に、144匹のこいのぼりの〝大群〟が揚がっている。子どもたちの成長を見守るように、マゴイやヒゴイが春空で風に揺れている。5月12日まで。 まちおこしグループ・のびーる有帆(酒井敏正会長、20人)が2008年から続けている取り組み。活動を知った市民から家庭で飾らなくなったこいのぼりも譲り受けており、その数は迫力とともに年々増している。 設置作業は15日に強風の中で行われた。会員10人が風で飛ばされないように注意を払いながら、高さ8㍍の木の柱を立てて掲揚。小ぶりのものはフェンスに並べて広場を彩った。 酒井会長(85)は「風が穏やかな日は、こいのぼりの尾びれに手を伸ばして遊ぶ子どもたちの姿が見られてほほ笑ましい。今年もこいのぼりを寄贈してくれた人に感謝している」と話した。