挑戦者の岩尾力が「倒しに行く」とKO宣言。王者・璃明武は「今回も完封。何もさせない」【Krush】
「Krush.159」(3月30日、東京。後楽園ホール)の第1弾カード発表会見が1月29日、都内で開催され、Krushスーパー・バンタム級王者・璃明武(K-1ジム総本部チームペガサス)が岩尾力(POWER OF DREAM)を相手に2度目の防衛戦に臨むことが発表された。 璃明武は2021年に行われた「第7代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント」で優勝して王座を獲得。2022年2月には「第3代K-1スーパー・バンタム級王座決定トーナメント」に出場し、1回戦で他団体王者の一航を下すも、準決勝で金子晃大にKO負け。6月の「THE MATCH 2022」では新日本キックの江幡睦に敗れて、2連敗を喫した。その後、11月のKrush後楽園大会で永坂吏羅と防衛戦を行う予定だったが、拳のケガで欠場。仕切り直しとなった昨年7月の永坂とのタイトル戦では判定勝ちを収め初防衛に成功している。 岩尾は2018年にバイク事故で大ケガを負うも昨年8月に約4年半ぶりに復帰。復帰後は小倉尚也、愛瑠斗、元Krushバンタム級王者の晃貴を相手に3連続KO勝ちを収め、昨年12月のKrush後楽園大会ではノンタイトル戦のワンマッチにも関わらずメインに抜擢。内田晶に圧倒しての判定勝ちを収め、4連勝とした。試合後のマイクでリングサイドで試合を観戦していた璃明武への挑戦をアピールすると、璃明武も快諾。タイトル戦が事実上決まっていた。
岩尾は「やっとタイトル戦が来た、やっとこの時が来たのでワクワクしている。絶対にベルトを獲るので楽しみにしていてください」、璃明武は「岩尾選手が復帰した時からやるとは思っていた。Krushのこの階級で岩尾選手以外、自分の相手はいないと思っている。タイトル戦でもあるが、岩尾選手との試合が楽しみ」とそれぞれ挨拶。 互いの印象については岩尾が「とりあえず、この前の永坂選手の背中を見せて逃げるシーンしかないんで、僕との試合はしっかり正面から向き合ってもらいたいと思っている。この前の試合は僕も内田選手も力みすぎた。今回は倒しに行くと宣言しようかなと。倒しに行く」とさらりと挑発。璃明武は「パンチがあって、この間は判定だったがそれまでは1RでボディーでKO勝ち。55kgでは断トツのパワーがある強い選手」と評価も、岩尾の挑発には「背中を見せて逃げると言われたが、試合を見てたのかなと。それまでの試合があってのあれだったので。今回も完封して、最後は背中を見せてダッシュしてもいいのかなと」とスルー。