アマ7冠の“モンスター2世”坂井優太 大先輩・尚弥の前で2回KO「勝ててよかった」
◇プロボクシングバンタム級6回戦 坂井優太―キム・ジヨン(2024年6月25日 後楽園ホール) 今春、大橋ジムからプロ転向した22年世界ユース選手権覇者でアマ7冠の坂井優太(19)がプロデビュー戦で2回TKO勝利を飾った。 立ち上がりからワンツーと右ボディーを当て、1回終盤にカウンターの右フックでプロ初のダウンを演出。2回にも手数とプレッシャーで相手を圧倒し、コーナーで連打を浴びせたところで相手陣営がタオルを投入した。 ジムの大先輩・井上尚弥(31)が見守る中、“モンスター2世”の片りんを見せた坂井は「試合前から不安とワクワクでちょっと動きが硬かったが、勝ててよかった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。次戦は8月ごろになる見込みだ。