<新宿野戦病院>ラストの新たな脅威にもくぎ付けでトレンド入り 宮藤官九郎の脚本に「人智を越えてる」「しびれる」の声
小池栄子と仲野太賀がW主演を務めるドラマ「新宿野戦病院」(毎週水曜夜10:00-10:54、フジテレビ系/FODにて配信※毎週放送終了後から次週のエピソードを先行独占配信)の第9話が、8月28日に放送。カンファレンスを通してさまざまな患者を描いていたと思ったら、ラストに未来の新たな脅威が登場。宮藤官九郎が描く世界に視聴者がくぎ付けになり、Xでトレンド入りを果たした。(以下、ネタバレを含みます) 【動画】仲野太賀“享”、小池栄子”ヨウコ”に突然のキス ■宮藤官九郎オリジナル“救急医療エンターテインメント”「新宿野戦病院」 本作は、脚本家・監督・俳優・ラジオパーソナリティー・ミュージシャンなど幅広く活躍する宮藤による完全オリジナル脚本。新宿・歌舞伎町を舞台に、“ワケあり”な登場人物たちが交錯する社会の構図をテーマとし、“命”の尊さを投げかける新たな“救急医療エンターテインメント”。 小池がアメリカ国籍で元軍医のヨウコ・ニシ・フリーマンを、仲野が麻酔医の勉強をする美容皮膚科医・高峰享を演じ、橋本愛、平岩紙、岡部たかし、馬場徹、塚地武雅(ドランクドラゴン)、濱田岳、余貴美子、高畑淳子、生瀬勝久、柄本明らが出演。サザンオールスターズの「恋のブギウギナイト」が主題歌となっている。 ■さまざまな患者がオムニバスで登場…2025年、新しい脅威登場も NPO法人「Not Alone」の代表・南舞(橋本)の動画がバズり、アメリカのケーブルテレビが取材に来た。聖まごころ病院も取材されることになったが、こういうときに限って患者は来ない。院長の啓介(柄本)の提案で、患者の情報を共有するカンファレンスを行い始めた。 患者を通してカスタマーハラスメント、性に悩む男性、自殺未遂の女の子など、さまざまな患者と病院の対応を描いていく。そこにカスタマーハラスメントの母親・星崎菜々(佐津川愛美)が乗り込んできた。診察を担当した内科兼小児科の医師・横山勝幸(岡部)の医療ミスで訴訟を起こすと大騒ぎ。しかしヨウコ(小池)ら病院スタッフのフォローにより、事なきを得る。 時は流れて2025年。医師国家試験に合格したヨウコは、勝どき医療センターの研修医として働く前に、アメリカに帰ろうとする。しかし新型ウィルスの世界的流行のため、ロックダウンが発生。日本人初の感染者も発生したとニュースが伝える。 ■新たな脅威の世界が気になりすぎる…宮藤官九郎の脚本に視聴者くぎ付け ラストの新たな脅威に「謎のウイルス?怖いな~」「コロナを乗り越えた先の、新たな脅威を描くとは…歌舞伎町はコロナの時、警戒された街。どうなっていくんだろ…ますます目が離せない」「体いっぱいで感情を表し、ボディタッチも多いヨウコ。ハグは拒否られグータッチ。感染対策のマスクが薄い壁になる世界」「ドラマの最終章、クドカン流のコロナ検証なんじゃないかと思ってる」などの声が上がる。 さらに「クドカンの脚本はもう人智を越えてるかんじだけど、演出も撮り方も丁寧だし、演者さんの演技もサイコーだし、もう言うことありません」「しびれる脚本だぜ!」「ただのコメディと見せかけて“現代の問題”を“現代を舞台”にして真っ向から描いてるのにちゃんとエンタメになってて、そこに“過去の時代を舞台”に“現代の問題”も取り入れて描く作品のキャストをごっそり持ってきて、ちょいちょいパロディ的にその作品の要素を入れてくるの…えぐい」などと宮藤の脚本にも注目が集まり、Xでトレンド入りを果たした。 ◆文=ザテレビジョンドラマ部