「おいおい、マジか…」高級リール・イグジストをその場で全バラシ。一瞬でバラバラに…恐るべし!
世界に誇るDAIWAのフラッグシップスピニングリール「EXIST」。その巻き心地はデフォルトでも軽快かつ滑らかだが、SLPワークスによる「センシティブチューン」によって更なる極致へと到達するらしい…。そこでイグジスト愛好家の編集部員が実際にセンシティブチューンを体験! 【画像】「すげぇ…」バラバラになったイグジストの写真ギャラリー
「巻きの軽さ」を極める、センシティブチューンとは?
昨年、SLPワークスからイグジストを対象としたカスタムサービス「センシティブチューン」が開始され、異次元の巻きの軽さが話題となったのは記憶に新しいだろう。 DAIWAのスピニングリールといえば、ほぼすべてのモデルにマグシールドが搭載され、防水防塵に対し、鉄壁の防御を誇るのだが、センシティブチューンはあえてマグシールドを排除し、3つのボールベアリングをグリス仕様からオイル仕様に変更するというもの。 鉄壁の防御さえも捨て去り、巻きの軽さにこだわるエキスパート向けのサービスである。 実際、藤田京弥プロなどのDAIWAサポート選手のほかに、サポート外では今江克隆プロもイグジストを購入し、センシティブチューンを施している。 今年はイグジストのほかに、エアリティがデフォルトでセンシティブチューンを施したモデル「エアリティST」が追加ラインナップされ、さらなる注目を浴びているのだが、稀代のイグジストオーナーである編集部員がその波に遅れまいと実際に手持ちのイグジストSFにセンシティブチューンを施すことになった。
限られたマイスターが施工を許される、イグジスト――。
◆本田乃士(ほんだ・だいし)/SLPワークス技術1課 スピニングリール係の長を務める、トップマイスター。「何か不具合があっても、本田さんならなんとかしてくれる」とDAIWA社員からの信頼も厚く、ご指名でのメンテナンスが後を絶たないとか。ちなみに本田さん自身もイグジストを愛用。 今回は特別にセンシティブチューンしていく過程を実際に見せていただいた。 イグジストはSLPワークスのなかでも、限られた技術スタッフ「マイスター」の称号を得た者にしか施工が許されないのだとか。 そんな、SLPワークスのエースであり、トップマイスターの本田さんが編集部員のイグジストをセンシティブチューンしていく。