新井裕生「体が勝手に動くくらいのイメージがあれば、試合でもとっさに反応できる」【アジアカップ2024|ミックス/日本vs韓国】|フットサル日本代表
4月20日、日本代表はタイ・バンコクアリーナでAFCフットサルアジアカップ2024グループステージ第2節・韓国代表戦に臨み、5-0で勝利した。 【映像】平田ネトの狙いすました第2PK!体操選手ばりの“バク宙”も披露! W杯出場に向けて勝ち点を落とせないプレッシャーのかかる状況で、開始4分で裏への抜け出しから先制点を決めたのが、代表デビューからわずか2戦目のシンデレラボーイ・新井裕生だ。 第2ピリオドの立ち上がり3分でも、堤優太とのコンビネーションから右足で得点。アジアカップという大舞台で、2試合連続で得点を挙げた。 切り返してすかさず右足で打った2ゴール目は、実は“イメージ”から生まれたという。今大会、Fリーグ得点王の実力を存分に発揮している新井は、試合前にどのような準備をしているのか。試合後、話を聞いた。
両親に捧げた恩返しの得点
──お疲れ様です。試合を振り返って感想をお願いします。 今日から両親がタイまで応援しに来てくれたので、目の前でゴールを決めることができたのは、恩返しができてうれしい気持ちです。 ここまで来るのも簡単なことじゃないと思いますし、自分がここに立てているのも両親のおかげです。どれだけ挫折しても一番の支えでしたし、自分に自信を持たせてくれる言葉を常々かけてくれていました。本当、感謝という言葉しか出てこないですね。 ──(ご両親から)メッセージは届いていましたか? まだ見ていないです。でも親父はシャイな部分があるので、「あそこはああだった、ここはこうだった」と、きっと言ってくると思います(笑)。 ──国内合宿の時から言っていた「自分の役割」をしっかり果たせたと思います。それぞれの得点を振り返ってください。 つっつー(堤優太)はスピードがあるタイプで、僕の動きもずっと見てくれるので、動き出せばボールが来るだろうなと思っていました。本当だったらファーストシュートで決めたかったんですけど、こぼれ球が僕の前に転がってきてくれたので、あとは押し込むだけでした。 2点目も似たような形で、つっつーが縦突破したところで、連動性を持ってできました。相性がいいなと改めて思います。 ──他の選手に比べたら経験が少ないなかでのアジアカップで、未知数のところもあるという話でしたけれど、実際2試合で3ゴールと連続で得点をとっています。実際、アジアと戦ってみていかがですか? アジアがどうこう以前に、僕が求められていることや、やるべきことは立川アスレティックFC時代と変わらないので。自分ができることを、ただただやったことが結果として出たので、それはとてもうれしいです。