【ハイライト動画あり】アーディ・サベア!山下楽平!役者が大活躍のコベルコ神戸スティーラーズが会心勝利。NTTジャパンラグビーリーグワン2023-24第8節交流戦
スティーラーズのタックル成功率はこの日速報値で87%と高値(ヴェルブリッツは64%)。フォワードのみならずSH日和佐篤、SOブリン・ガットランドも相手を一撃ダウンさせる好タックルを放つ。
ターンオーバーが続く消耗戦となるが、スティーラーズのエナジーは高い。するとヴェルブリッツ、NZ代表SHアーロン・スミスがバックス展開。
勝負の大外展開。ここで獲り切りたい――そんな瞬間にパスコースを読んでいたのがWTB山下だ。
CTBシオサイア・フィフィタのロングパスをインターセプト。大歓声の中、そのまま独走トライ&ゴールでリードを14点(29-15)に広げた。
「あのトライはディフェンスでプレッシャーを掛けていたからです」とは、もう一人の共同主将であるLOレタリックだ。
「キックオフレシーブでも正しいエリアでプレーできました。今日はディフェンスが良かったので、ターンオーバーからのアタックができました。そこが一番良かったです」
山下楽平の好プレーは続いた。
直後、途中出場したラファエレティモシーが相手SOバレットに鋭いタックル。次の瞬間のオフロードを読んでいたWTB山下が、2連続のパスカット。
山下が世界的司令塔バレットの判断を上回るプレーで攻守交代を起こすと、最後は三度、FLサベアがフィニッシュ。ハットトリック達成で流れを呼び込んだ。
ヴェルブリッツも後半22分、身長2mのNO8ドュトイの渾身ジャッカルから悪循環を止めると、スクラム・ペナルティで敵陣侵入。
「今週は出場する23人以外の選手たちも、とても良い準備をしていました。今日はモメンタムを得た上で、相手を突き放すことができました」(スティーラーズ、デイブ・レニーHC)
後半30分以降、ラインアウトからのサインプレーを中心にビッグゲインを連発。準備が奏功して2連続トライ(後半30、32分)を決めると、トドメは同37分。