第93回選抜高校野球 組み合わせ抽選 中京大中京VS専大松戸 第6日第1試合 「大会楽しみ」 /愛知
<センバツ高校野球> 「秋より着実にレベルアップしている。大会が楽しみ」。23日、第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)組み合わせ抽選会で専大松戸(千葉)との対戦(大会第6日第1試合=3月24日午前9時開始予定)が決まった中京大中京。原尚輝主将は、練習を重ねてきたチームの状態をこう説明し、自信を見せた。2020年、優勝候補の一角と目されながら、新型コロナウイルスにより大会中止となった先輩たちの思いを背負い、頂点を再び目指す決意を新たにした。【酒井志帆、黒尾透】 オンライン形式で行われた抽選会には、学校の多目的教室から原主将(2年)が参加し、緊張した表情でくじを選んだ。高橋源一郎監督から午後4時ごろ、グラウンドで練習を終えた部員らに対戦相手が伝えられた。「選手らは現実味がわいて、モチベーションが上がったようだ」と高橋監督。開幕に向けて選手らの意気も上がっている。 専大松戸の印象について原主将は「投打ともにバランスのとれた総合力の高いチーム」と話す。最速151キロの右腕エース・畔柳亨丞投手(2年)は例年より抽選会が早いことについて「いろんな打者の研究ができる」と評価。「球速のことが注目されると思うが、チームを勝たせるのが自分の役目」と力を込めた。 ……………………………………………………………………………………………………… ◇専大松戸 センバツは初出場 1959年に専修大学によって設立された。英語教育に力を入れる進学校。野球部は同年に創部され、センバツは初出場。2015年に夏の甲子園に出場している。昨秋は県第3代表で関東大会に初出場し、4強入りを果たした。投手陣の要は高い制球力とキレのある変化球が武器の深沢鳳介投手。打撃では、吉岡道泰選手が4割超の打率で引っ張る。OBに上沢直之投手(日ハム)や高橋礼投手(ソフトバンク)がいる。