田中圭“春田”、林遣都“牧”の父を「だって家族じゃん」…尊いセリフが推せる<おっさんずラブ-リターンズ->
田中圭主演、林遣都・吉田鋼太郎らが出演するドラマ「おっさんずラブ-リターンズ-」(毎週金曜夜11:15-0:15ほか、テレビ朝日系)の第4話が1月26日に放送された。春田(田中)が牧(林)の父・芳郎(春海四方)の世話をすることについて「だって家族じゃん。楽しいときも大変なときも分かちあいたいって思ってる」と言うシーンが描かれ、人の良さにますます春田のことが好きになった。(以下、ネタバレを含みます) 【写真】笑顔で語らう春田(田中圭)&牧(林遣都) ■「おっさんずラブ-リターンズ-」とは 「おっさんずラブ」は、2016年に単発ドラマ、2018年に連続ドラマが放送され、2019年には映画化、さらに航空業界に舞台を移したパラレルワールドドラマも放送。 今回の「おっさんずラブ-リターンズ-」は2018年に放送された“初代おっさんずラブ”の続編となっており、新婚生活を送る“はるたん”こと春田創一(田中)&牧凌太(林)と、彼らの新居に乱入してくる“家政夫の武蔵さん”こと黒澤武蔵(吉田)が、新しい“愛のカタチ”を模索していく“爆笑胸きゅんホームドラマ”となっている。 “初代おっさんずラブ”は、結婚したいのに全然モテない、33歳のポンコツ独身サラリーマン・春田が、ある日突然、ピュアすぎる乙女心を隠し持つおっさん上司・黒澤と、同居しているイケメンでドSな後輩・牧から告白されるという、新感覚の胸キュン純愛ラブストーリー。 連続ドラマの最終回では、黒澤のプロポーズを受けることにしたものの、結婚式当日、教会で愛を誓うその瞬間、ようやく“本当の気持ち”に気付いた春田。「行け!」と黒澤に背中を押された春田は、号泣しながら牧の元に走り出し「俺と結婚してください!」と横断歩道越しに叫ぶという愛の結末で終わった。あれから5年。おっさんずラブが真摯(しんし)に追求してきた、“人を好きになるとは…どういうこと?”という変わらないテーマを描く。 月日が経ち、変わらないことと変化が訪れた春田と牧、そして黒澤。また、時が経てば、周りの人間関係も変わってゆく。シンママになり仕事と育児の両立に悩むちず(内田理央)、恋愛迷子になってアプリに没頭する武川(眞島秀和)、二世帯住宅で暮らし始める栗林(金子大地)と蝶子(大塚寧々)、4人家族になった舞香(伊藤修子)と鉄平(児嶋一哉)。そして、中途採用で入社してきた春田の歳上の部下・和泉幸(井浦新)、天空不動産の近くで、移動式おかかおむすび専門店「おむすびごろりん」を営む謎の男(三浦翔平)も現れる。 ■牧の父がギックリ腰に 初めて人を愛する気持ちを知った春田、春田の思いを汲んで背中を押す道を選んだ黒澤、そしてついに春田と結ばれた牧。5年の月日が経ち、コロナ渦の遠距離恋愛を経て、春田と牧は遅れてきた新婚生活を歩み出す。しかし、課長に昇進した牧は帰国早々大忙し、春田も天空不動産で係長になり、中途採用で入社してきた歳上の部下・和泉幸(井浦新)の教育係を任されることになり、すれ違ってしまう。 そんな二人を見かねたちずが自らも利用しているという家事代行サービス「ばしゃうまクリーンサービス」を紹介すると、春田と牧の家に現れたのは、早期退職後、再就職を果たした“家政夫の武蔵さん”こと黒澤だった。 牧が3泊4日で北海道に出張することになり、春田と二人でスーツケースを探しがてら、お買い物デートへ。久々のお出かけにウキウキする春田だが、牧のスマホに父・芳郎(春海四方)から何度も着信が。なんと芳郎はギックリ腰になってしまい、お尻も拭けない状況となっていた。 春田は芳郎の世話をするために通うが、芳郎は春田を疎んじる。 ■春田「だって家族じゃん。牧の家族は俺の家族でもあるからさ」 芳郎がトイレに行きたくなり、春田が「お父さん、お尻、拭かせてもらってもいいですか…?」と聞くと芳郎は小さく「うん」と頷き、春田は「よっしゃぁぁぁ!」と大きくガッツポーズをする。 春田は出張から戻った牧と夜に晩酌をする。牧が春田に感謝を述べて父親は極度の人見知りだと言うと、お尻を拭かせてもらえたと笑顔で報告する春田。牧が「優しいですね」というと、「だって家族じゃん。牧の家族は俺の家族でもあるからさ、楽しいときも大変なときも分かちあいたいって思ってる」と春田は言う。牧は「それマジで言ってます? 尊すぎて引くわぁ」と茶化して笑うのだった。 春田はほんとうに良い人でまっすぐで、こういうところが推せる!と心から思える瞬間だった。 ◆構成・文=牧島史佳