米国務長官が中国訪問 対話継続、関係安定化図る
【北京時事】ブリンケン米国務長官が24日、中国・上海に到着した。 26日までの日程で上海のほか北京を訪問し、王毅共産党政治局員兼外相と会談。中国側と対話を継続することで関係の安定化を図り、競争が衝突に発展する事態を回避したい考えだ。 ロイター通信によると、ブリンケン氏は上海で、観光名所の庭園「豫園」を中心とした一画を散策し、バスケットボールの試合を観戦。25日以降、企業関係者らとの意見交換会に出席するなどし、北京に移動する。 ブリンケン氏の訪中は昨年6月以来で、バイデン政権の国務長官として2回目。前回は、中国の偵察気球が米本土上空に飛来した事件で両国の緊張が高まる中、北京で習近平国家主席と会っており、今回も面会するとみられている。
