「国民年金“月6万円”」で落胆のビートたけし…新作映画「ギャラ12億円報道」に庶民はシラケムード
ビートたけしが11月19日放送の『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)に出演し、 【写真あり…すごい】たけしとA子さんが暮らしていた通称『等々力ベース』の”豪邸ぶり” 「俺、国民年金で初めてびーって(通知書を)はがしてみたけど、1ヵ月に6万円だったもん。めまいがして倒れた」 自身の国民年金の額を知った際の心境を明かした。 たけしは離婚の際、数百億円の資産がほぼ元妻へ渡ったなどと報じられ、たけし自身も『新・情報7days ニュースキャスター』(TBS系)で 「(離婚で)お金を取られた……」 「(残った財産は)家だけ」 などと発言。しかし元妻の幹子さんは代理人弁護士を通じ“そんな規模の財産は現存せず、ほぼすべて分与されたという報道も事実ではない”と否定している。 『TVタックル』でもたけしは「お金は残していない」と明かしたが、どの程度の規模のお金かは、一般人からするとよく分からない。 そんな、たけしが監督を務めた新作映画『首』が23日に公開された。 だが、22日発売の週刊文春では、『オフィス北野』を独立し、現在の妻と個人事務所『T.Nゴン』を立ち上げてから『首』の出演料と監督料として“12億円”のギャラを要求されたと、製作したKADOKAWAの関係者が明かしたことを報じている。
「たけしさんは肖像権やギャラに関しては、個人事務所になってからの方がシビアになりました。映画1本で12億円のギャラがあるとすれば、国民年金の6万円など“あってないようなもの”でしょうし、まあ庶民としてはシラケちゃいますよね。 しかし政府は64歳まで国民年金の加入を延長する案を検討しており、一般国民からすれば定年したあとや事業が立ち行かなくなった個人事業主などにとっては死活問題ではないでしょうか」(テレビ局関係者) キャスターの辛坊治郎氏は、自身がパーソナリティを務める『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』(ニッポン放送)で、この年金延長案について、 「政府は『嘘をついていました。ごめんなさい』と謝り、きちんと説明すべきだ」 と苦言を呈している。 辛坊氏によると、’04年の年金大改正では“100年安心プラン”として年金は持続可能と国民に説明していたが、これだけ高齢者の平均寿命が延びてきて現役世代が少なくなると、基礎年金部分をかなり減らさなければ、つじつまが合わなくなってしまう。そのことを、国民が納得するように謝罪したうえきちんと説明するべきという内容を解説した。 日本トップクラスのギャラを取るたけしにとっての6万円と、仕事もなく細々と暮らさなければならない高齢者の6万円は重みが全くちがう。 たけしが年金についてぼやいた『TVタックル』では、タレントのパックンが 「多くの国民は、たけしさんに(年金は)給付しなくてもいいと思っている」 とツッコミを入れたほど。たけしにとって、年金問題はどれだけ切実なのだろうか――。
FRIDAYデジタル