MotoGPトップ選手 洪水被害バレンシアGPの開催地変更を希望
【AFP=時事】ロードレース世界選手権(WGP)のMotoGPクラスに参戦するライダーたちは31日、スペインで多くの死者を出している大洪水の発生を理由に、2週間後に予定されているシーズン最終戦バレンシアGPの会場を移すよう要請した。 この洪水では少なくとも95人が死亡し、バレンシアでは軍隊、警察、消防が生存者と犠牲者の発見を急いでいる。 世界タイトルの行方が11月16日から17日に行われるバレンシアGPまで持ち越される可能性がある中、スペイン出身で総合首位に立つプラマック・レーシングのホルヘ・マルティンは、今週末のマレーシアGPを前に現地セパンで、「最終的には他の場所でレースをするのが最善の解決策だと思う」とし、競技責任者に対して可能な限り早く会場変更の決定を下すよう求めた。 昨季覇者で現在17ポイント差で総合2位につけるドゥカティ・レノボ・チームのフランチェスコ・バニャイアも、「現状からすれば正しくない。そこでレースをするのは間違っているかもしれない。私ならそこでレースをしたくない」と訴えた。 バレンシアのサーキット自体は損傷を受けていないが、多くのファンを収容するために必要なインフラの一部には疑問が残っている。【翻訳編集】 AFPBB News