産廃協宇部支部が不法投棄ごみを撤去 大型家電やマットレス【宇部】
県産業廃棄物協会宇部支部(新川勉支部長、123事業所)は16日、厚東吉見で不法投棄された廃棄物の撤去ボランティア活動を行った。会員企業、行政から22人が参加し、家電、家庭ごみ、木くずなどを分別した上で、収集車で市の処分場に運んだ。 同支部は宇部、山陽小野田、美祢市で産業廃棄物の収集・運搬、処分を行う事業所で構成。毎年、支部内で不法投棄された廃棄物の撤去ボランティアを行っていたが、新型コロナの関係で4年ぶりとなった。 活動場所は、長年にわたり不法投棄が続いていた場所で、冷蔵庫、テレビといった家電の他、プラスチックの収納ケース、椅子、マットレスなどが大量に捨てられていた。参加者はごみを分別し、協力して収集車に積み込んだ。木くずは2㌧トラック1台、家電などは2㌧トラックと3㌧トラック各1台分にもなった。 新川支部長は「産廃を扱う業者として、地域の環境美化に貢献するとともに、活動を通じて不法投棄が無くなるよう市民の意識向上を図っていきたい」と話した。