【密着】バスケ界の未来を担う平良宗龍の“バスケ漬け”高校生活とは 憧れ・富樫勇樹の父「息子を超えてほしい選手」と期待
8月から行われたバスケットボールW杯で48年ぶりに自力でのパリ五輪出場を決め、日本列島を大きく沸かせた男子日本代表。 【画像】Bリーグ・琉球に特別指定登録された開志国際高・平良宗龍選手 その未来を担う選手が新潟県胎内市にある開志国際高校に通う2年生・平良宗龍(しゅうたつ)選手です。その高校生活に日本テレビが密着しました。 沖縄県出身の高校2年生・平良選手は現在、地元を離れ寮生活を行っています。そこで支えとなっているものが沖縄の守り神として知られる「シーサー」です。
「中学校の同級生からもらってずっと大切にしています。『沖縄に帰りたい』と思うことはあるんですけど、ここでしっかりやっていかないといけない」と語る平良選手。 そんな平良選手がバスケットボールと出会ったのは小学1年生の時。シュート力が武器で、昨シーズンにはBリーグ・琉球ゴールデンキングスに特別指定選手として加入。当時、高校1年生の16歳ながらプロの公式戦デビューも果たしました。
“バスケ漬け”の高校生活 夕食後も「シューティングかウエートが日課」
そんな平良選手の1日は朝6時から行う自主練習から始まります。開志国際高校バスケ部は自主性を重んじており、自主練習の時間が多く設けられているといいます。 この日は約1時間ほど休みなくシュート練習を行った平良選手。朝練習を終えると授業へ。授業が終わった午後4時過ぎに再び体育館へ戻ってくると約2時間、全体練習で汗を流します。 6時半からの夕食を終えると、三度体育館へ向かう平良選手は「ご飯食べた後にシューティングかウエートをするのが日課」と話します。
憧れは富樫勇樹 父・英樹監督は「息子を超えてほしい」と期待
平良選手を一躍有名にさせたのが、昨年のウインターカップ決勝。1年生ながらスタメン出場をすると4本連続3ポイントシュートを決めるなど、ウインターカップ初制覇に大きく貢献しました。 そんな平良選手の目標はW杯日本代表でキャプテンも務めた富樫勇樹選手です。富樫選手のような“点も取れるポイントガードになること”を目標に練習に励んでいます。 富樫勇樹選手の父でもあり、開志国際バスケ部を指導する英樹監督は「本番に強い、大事なところに強いのが平良の特長。息子もがーっと自分でやるタイプではないんだけど、ここぞという時にだけ出てくるところが似ている。息子を超えてほしい選手」と期待を寄せます。 平良選手擁する開志国際は現在、高校バスケの強豪8チームが集う「U18日清食品トップリーグ」に出場中。ここまで開幕から負けなしの6連勝中と勢いに乗っています。 初優勝に向けて平良選手は「全勝優勝が目標なのでしっかり勝ちきって頑張っていけたらいいなと思います」と意気込みました。 開志国際の最終戦は19日、福岡大附属大濠高校と対戦します。