4000弱の上場企業から有望銘柄を効率的に絞り込む方法
相場が軟調に推移する中、銘柄選びが重要になっています。しかし、日本の株式市場に上場する企業数は4000弱。この中から有望銘柄を効率的に絞り込むには、何に着目すべきなのでしょうか(イメージ画像:Fast&Slow/PIXTA)
日経平均株価も調整色が強まり、9月は前月末比で2.34%の下落となった。今後はどんな点に注目すべきなのか。まずは9月の米国株相場を振り返ってみよう。 月初は8月の雇用統計でアメリカの労働需給が緩んだことにより長期金利が低下し、追加利上げ観測が後退。加えて、中国の購買担当者景気指数(PMI)が50を上回ったことで景気回復期待が高まるなど株価を押し上げる材料があったが、上値の重い展開が続いた。月半ばに発表された8月のアメリカ消費者物価指数(CPI)は前月比で上振れた。 堅調な小売売上高や資源株の上昇により追加利上げの可能性が懸念され、アメリカの金利上昇により株価は軟調に推移。月末にかけては、連邦公開市場委員会(FOMC)において年内の利上げが意識されたことで、相場に織り込む展開が続いた。米国株は月のほぼ安値で取引を終えた。
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坂本 慎太郎