AKINA、夫・ビビる大木は「本当にいいヤツ(笑)」 夫婦の絆や仕事への思い 人生最大の挫折も明かす
■サックスという新たな武器を身につけ自信「進化しているぞと‥」 サックスを始めたきっかけを尋ねると、「ライブを見に行ったときに女性の方がテナーサックスを吹いていて、私もこんな風にかっこよくなりたいなと思って、そこからです」と説明。 サックスを始めて音楽の楽しさを改めて感じているそうで、「『ONE PIECE』の曲にもなったFolder5の『Believe』を当時は歌って踊っていましたが、今ではサックスを吹きながら歌っていて、当時中学3年生くらいでしたが、時を経てこんな風にアレンジして歌えるというのは音楽の楽しさですよね」と話した。 また、サックスを始めたことで「武器が増えたと思いました」と言い、「10代の頃は踊ることが武器でしたが、今はサックスという新しい武器を手にしてちょっと自信が持てて、進化しているぞと感じられているので、気持ち的にすごくいい感じです」と笑顔を見せた。 昨年「SAX A Go Go」というタイトルで単独サックスライブを初開催し、今年も6月7日に第2回を開催する。 「まだまだ下手くそですが、見てもらいながらうまくなっていこうという感じで、自分への挑戦です! どんどん上達してサックスのパフォーマンスも上げていきたいです」と情熱を燃やしている。
ソロになってから抱いた焦り “声が出なくなる”ピンチも
安室奈美恵さんに憧れて歌手を目指し、小学6年生でFolderとしてデビューしてから27年。「この仕事をやめようと思ったことは一度もないです」とAKINAは語る。 「向いてないなと思うことはたくさんあります。例えば、舞台挨拶もすごく緊張して、私何言ってるんだろうと思うことがありますが、表現することが大好きで、下手くそでも伝えたいという気持ちがいまだにあって。もちろん楽しいだけではないですし、長くやっていると求められることも多くなって、 自分にできないことを要求されることもいっぱいありますが、表現することが好きだから続けられているのだと思います」 観客から拍手をもらう瞬間に特にやりがいを感じるそうで、「伝わったなと。その人の人生を変えたいなんて、そんなおこがましいことは言えませんが、いい1日だったと思ってもらえたらうれしいなと。その喜びがずっと続いています」と語る。 とはいえ、いろいろな挫折を経験してきたと言い、人生最大の挫折を尋ねると「20代のときに声が出なくなったことがありました」と明かした。 「検査してもどこも悪くなく、声帯はきれいだけど、1曲歌えないんです。たぶん精神から来ていたもので、好きでこの世界に入ってきたからこそ弱さがあって、『好きなのに認められない。どうすればいいの!?』と、なかなかその深みから出られず、その影響が声に出たのだと思います」 ソロになってから、Folder&Folder5時代の勢いと比べて物足りなさを感じたり、焦りを抱くこともあったという。 「人数的にも1人になるので当然、周りの人たちも少なくなり、10代の頃は取り残された感覚になってしまい、20代ではやりたい歌ができなくなった時期があって、グラビアをやって水着になりながら『本当は歌をやりたいんだけどな』と思ったり。小学生の頃が華やかだった分、10代後半や20代はけっこう苦労しました。でも、いろんなお仕事に挑戦したことで表現力がつき、演技にもつながっているのかなと感じます」