松尾貴史 「恐ろしい」選挙のあり方に苦言「それをやって誰の得になるの?ってことを…」
俳優の松尾貴史(64)が17日、文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(月~金曜後1・00)に出演。昨今の選挙について語った。 毎日新聞の人気社会派コラム「松尾貴史のちょっと違和感」を書籍化した第5弾で「違和感にもほどがある!」を今年11月に刊行。日本の政治やメディアへの“違和感”について、本番組でも議論が行われた。 火曜パートナーの小島慶子から「最近、選挙のあり様もだいぶ変わってきましたね、昔はなかったような騒ぎも…」と話題を振られ「公的な決まりっていうのは、世間体とか性善説を前提にうまく転がってきた。そこまでギスギス決めなくても…そんなことするわけがないってことを最近、する人が増えてきてしまった」と持論を展開。 「“法律で禁止されてない部分だからいいだろう”っていうのは、以前だったら日本人の美意識や世間体、良識とかコモンセンスでやらなかった」と説明するも「それをやって誰の得になるの?ってことをやってくるような人が増えて」と指摘。「良くも悪くも成果的なものを得てしまった人たちがいて、成功体験にして次につなげるってことが起きてるのがどうにも…」と苦言を呈した。 パーソナリティーの大竹まことは「あんなことができるなんて誰も…ポスター1つにしろ驚いたよ」と衝撃を受けたと話す。松尾も「そんなこと恥ずかしくてできないってことを進んでやってるのが恐ろしいですね」と選挙のあり方に“違和感”をとなえた。