「よういたりや~」 空を翔けるような〝介添奉行〟流鏑馬の迫力 盛岡八幡宮、秋の例大祭
小正月には伝統の「裸参り」も
短い秋が過ぎ、雪がちらつき始めると、初詣に向けた準備が始まる。 小正月の15日には、伝統の「裸参り」。 気温零下の夕暮れの境内を、地元の消防団員らが無病息災などを祈り、上半身裸で腰に縄を巻き、白い紙を口にくわえながらお参りする。 終了後、参加者も取材者も、みんなで震えながら温かい甘酒をすする。 受験シーズンには合格祈願。春の結婚式に秋の七五三。 私は地域の神社やお寺が好きだ。 そこには街の歴史と、人々の暮らしへの祈りが刻まれている。 <三浦英之:2000年に朝日新聞に入社後、宮城・南三陸駐在や福島・南相馬支局員として東日本大震災の取材を続ける。書籍『五色の虹 満州建国大学卒業生たちの戦後』で開高健ノンフィクション賞、『牙 アフリカゾウの「密猟組織」を追って』で小学館ノンフィクション大賞、『太陽の子 日本がアフリカに置き去りにした秘密』で山本美香記念国際ジャーナリスト賞と新潮ドキュメント賞を受賞。withnewsの連載「帰れない村(https://withnews.jp/articles/series/90/1)」 では2021 LINEジャーナリズム賞を受賞した>