「早い展開」44歳と38歳で結婚した夫婦のリアル
お金に関しては、共通の銀行口座を作って同額を毎月入れることを恵美さんが提案。すべての費用はそこから出しているので、今のところ経済的にも完全に対等だ。 「子どもが大きくなってきたら教育費がかかるので今のようには遊べないと思いますけど……」 と言いながら、いいペースでワインを飲んで顔を赤くしている友広さん。その様子を恵美さんは余裕の表情で見ていた。 ややのん気な友広さんに比べると、恵美さんは婚活で苦しい経験もした。それを生かして一度冷静になり、「自分はどんな男性から求められるのか」を分析し直したところに勝因があると思う。
結婚相手探しは「こういう人でなくちゃ!」と主観的になりやすい。実際は、相手も自分と同じぐらいに好みや生活上の希望がある。自分と一緒にいることを喜んでくれる人と会うための行動こそが婚活の秘訣なのかもしれない。 本連載に登場してくださる、ご夫婦のうちどちらかが35歳以上で結婚した「晩婚さん」を募集しております(ご結婚5年目ぐらいまで)。事実婚や同性婚の方も歓迎いたします。お申込みはこちらのフォームよりお願いします。
大宮 冬洋 :ライター