宇奈月温泉街の歴史伝える 黒部峡谷ナチュラリスト研究会が自然解説ツアー
1/4
黒部峡谷ナチュラリスト研究会(坂井泉会長)は6日、富山県黒部市の宇奈月温泉を巡る自然解説ツアーを始めた。例年は黒部峡谷鉄道の終点の欅平(けやきだいら)で行っているが、今年は能登半島地震の影響で欅平での活動ができず特別に企画した。11月末まで毎日行い、会員が温泉街周辺の自然や歴史を伝える。 研究会は毎年、同鉄道トロッコ電車が全線で運行する5~11月ごろに欅平でツアーをしている。今年は地震の影響で全線開通が断念されたため、宇奈月温泉で活動することにした。 ツアーは午前11時と午後1時の2回で、予約不要。総湯「湯めどころ宇奈月」に集合し、山彦橋を渡ってやまびこ遊歩道を歩く。峡谷の雄大な自然や宇奈月ダムの眺めを楽しめる。約1時間で、参加は無料。 初日のツアーでは、会員2人が参加者に電源開発の歴史などを紹介した。山彦橋では、隣の新山彦橋を渡るトロッコ電車を見送った。ツアーは毎月第4火曜は休み。