東海理化、車輪脱落検知システム 国交省の調査に採用
東海理化(本社愛知県大口町)は2日、トラックなど大型車のタイヤ脱落の予兆を検知するシステム「天護風雷(てんごふうらい)」が、国土交通省のタイヤ脱落事故防止に関する実証調査に採用されたと発表した。実証調査に協力する積雪地域の運送会社への販売も開始する。大型車のタイヤ脱落事故の未然防止につなげる。 天護風雷は、車両走行中にタイヤを固定するナットの緩みを検知する仕組み。ナットの緩んだ角度が90度を超えると運転手に音や光で通知する。東海理化がこれまで培ってきたセンサーや通信技術のノウハウを生かして開発した。 実証調査は最長で11月下旬まで行う。実証調査の結果などを踏まえ、今後はトラックメーカーや運送会社などに天護風雷を幅広く提案する。