台湾、性別論議でIBAに抗議 ボクシング女子、法的措置を警告
【台北共同】台湾体育署の鄭世忠署長は6日、パリ五輪に出場したボクシング女子の林郁テイの性別を巡り、国際ボクシング協会(IBA)が誤った情報を発信し続け五輪の正常な進行を妨害しているとして「厳正な抗議」を表明した。法的措置も辞さないとしており、台湾のオリンピック委員会がIBAに警告書を出した。 【写真】ウズベキスタンのシトラ・ツルジベコワと対戦し圧勝した台湾の林郁テイ
鄭氏は、国際オリンピック委員会が林の出場資格に問題がないことを既に確認していると説明。IOCと連携し選手の権益を保護していくと訴えた。 IBAのクレムレフ会長は5日会見し、林とアルジェリアのイマネ・ヘリフのテストステロン値が男性並みに高く、昨年の世界選手権の性別適格検査で不合格となったと強調した。