サッカーU20全日本選抜に 「一皮むけたい」金沢学院大・中川さん
●北信越から唯一 マレーシアの大会参加 金沢学院大サッカー部2年の中川豪(ごう)さん(19)=白山市出身、遊学館高OB=が30日、サッカーのU―20全日本大学選抜に選ばれた。フォワードの中川さんはツエーゲン金沢のユースチーム出身で、全日本選抜に選出されるのは初めて。「自分の一番のパフォーマンスを出して、このチャンスに一皮むけたい」と意気込んだ。6月1日からマレーシアへ遠征し、トレーニングや大会に臨む。 中川さんは白山市松任地区出身で、小学校1年からサッカーを始めた。地元の松南サッカースポーツ少年団から中学、高校時代はツエーゲン金沢のユースチームに進み、プロを目指して技術を磨いた。金沢学院大ではトップチームで活躍している。 身長176センチ、体重72キロと大きい体格ではないが、前線でのポストプレーや競り合いに自信を持っており、がむしゃらにゴールを狙うスタイルだ。 全日本選抜では全国の大学1、2年生19人が選ばれた。J1のクラブのユースチームや高校の強豪校出身の選手がずらりと並ぶ中、中川さんは北信越の大学で唯一選出され、フォワード3人の中に入った。 6月1~9日の日程でマレーシア・クアラルンプールに滞在し、3日から現地で開催される大会「アジア大学サッカートーナメント」のグループリーグに臨む。 中川さんは「選ばれてびっくりした。こういうチャンスはなかなか巡ってこないので、自分より上のレベルの選手たちから多くのことを学びたい」と話した。