水上オートバイ規制水域 和歌山・白良浜海水浴場で指定 遊泳者安全確保を
和歌山県は30日から、同県白浜町の白良浜海水浴場で、水上オートバイの規制水域を指定する。遊泳者の安全確保が目的で、水上オートバイの規制水域への乗り入れが禁止される。県は田辺扇ケ浜海水浴場(田辺市)でも7月15日から規制水域を指定することを公告している。 水上オートバイと遊泳客が接触するなどの事故は全国的に問題となっており、県は昨年4月に「水上オートバイ航行の適正化に関する条例」を施行。規制水域に水上オートバイを乗り入れ、航行することを禁止しており、違反した場合は5万円以下の過料が科される場合がある。 白良浜海水浴場では、波打ち際から沖までの約225メートル、幅約550メートルを規制水域に指定する。田辺扇ケ浜海水浴場では波打ち際から沖までの約250メートル、幅約450メートルを規制水域に指定する予定。 県内では昨年7月に片男波海水浴場(和歌山市)で規制水域を指定しており、今回の2カ所の指定により県内3カ所の海水浴場で水上オートバイの乗り入れが禁止される。