Snow Man渡辺翔太、役さながらのリードで中村アンを翻弄「素直になってくださいよ」<青島くんはいじわる>
7月6日(土)よりスタートするオシドラサタデー「青島くんはいじわる」(毎週土曜夜11:00-11:30、テレビ朝日系)の制作発表記者会見が7月2日にテレビ朝日にて行われ、W主演を務めるSnow Man・渡辺翔太と中村アンが登壇。それぞれの役との共通点や七夕にちなんだお願い事などを語った。 【写真】中村アンを見つめながら手を合わせる渡辺翔太 ■小さなうそから始まる“年の差協定恋愛”を描く王道ラブコメ 同作は、2020年「めちゃコミック」年間ランキング1位、累計閲覧数1.3億回突破(2024年6月時点/無料DL数を含むめちゃコミックサービス内での累計DL数)の、吉井ユウによる同名コミックを原作にした、ありそうでなかった王道ラブコメディー。ツンデレ絶食系男子と年上干物系女子の小さなうそから始まる“年の差協定恋愛”を描く。 渡辺演じる青島瑞樹(あおしま・みずき)は、飲料メーカー「キャットビバレッジ」に中途で入社したシステム部員。優秀な上に愛想がよく、さらにイケメンという会社イチのモテ男。しかし、実は訳あって人と深く接することが苦手で恋愛は必要ないと考えている、いわゆる「絶食系男子」。 対する中村演じる葛木雪乃(かつらぎ・ゆきの)は、青島と同じ会社の総務部員で35歳目前の入社13年目。責任感が強く、真面目に仕事に取り組むも、社内ではお局扱い。それにも関わらず、後輩に押し付けられた仕事も手伝ってしまうお人好し。 プライベートでは、行きつけの居酒屋でひとり酒をたしなみ、休日には気付けば家から一歩も出ていないなど、「恋愛で自分のペースが乱されるのは面倒」と、恋愛から遠ざかって独身生活を満喫中の干物系女子だ。 ■渡辺翔太の“モテる”アピールに中村アン「もうこれいっつも言ってる」 七夕を数日後に控え、浴衣姿で登場した2人。カップルを演じた率直な感想を問われると、渡辺は「お相手が中村アンさんということで、最初はどんな方なのかなと思いながらクランクインも構えていたんですけど、会ったらすごくたくさんお話ししてくれる優しい方で、本当にやりやすく、毎日楽しくやらせてもらっています」とコメント。 一方の中村は、「皆さんが思っているように裏表のない真っすぐな方で、すごく頼もしいですし、現場を盛り上げてくださいますし、私もやりやすくやらせていただいております」と笑顔を見せた。 それぞれの役との共通点について渡辺は、「恋愛に興味のない、鈍感という部分は、僕自身も恋愛だったり女性に関しては結構鈍感な部分があるから、その辺の内面の部分ではちょっと通ずる部分があるかもしれないですね」と分析。 続けて、「共感することが多いですね。“モテるんだけど”女心は分かっていないという。あ、笑うとこじゃないです、アンさん。これ真面目に言ってるんで、俺いま」と“モテる”を強調してトークする渡辺の隣で、中村は、「これいつもどおりですね。もうこれいっつも言ってるので。もうね、『モテるんだけど~』『イケメンなんだけど~』って」と渡辺の素顔を暴露した。 そんな中村は、「私自身は役作りがいらないぐらい、『あ~分かる~』というところが本当にたくさんあります。雪乃の家のシーンが多いんですけど、お仕事を頑張ってきた女性なので、1人の時間をすごく大切に楽しんでいるので、そこはすごく共感できますね」と語った。 渡辺から見た中村と役との共通点を聞かれると、渡辺は、「ここがこうとかっていう明確な具体的な何かはないんですけど、撮影していて、原作にすごくハマっているなというか、全く違和感がないというか。でも、強風に髪が吹かれると、“やっぱり中村アンだな”と思うときは」とにやり。 それを受けた中村は「やっぱり私も風を受けちゃうと、髪の毛を触りたくなっちゃう。中村アンとしてやってきたかき上げを。どうしても癖ですね。もう職業病みたいなことで雪乃さんじゃなくなっちゃう瞬間が。やっぱりやりたくなっちゃうんですよね…何の話?」とテンポよくツッコみ、「ごめんなさい、すみません」と即座に謝る渡辺と息の合ったやり取りで仲の良さをにじませていた。 続けて、渡辺は「やっぱり年上の“バリキャリ”はかっこよくて、僕個人としてはすごく好みですね。いま目の前でもPCをいじっているバリキャリ女子が。やっぱりキュンキュンしちゃいますよね」と記者陣を見やる。 そして、「なんて言うんでしょうね。自分の時間とかより相手の時間をこう…。譲ってあげて自分がやるとか。やっぱり責任を持つかっこよさというか。バリキャリ女子のその辺の部分にキュンというか、かっこいいなと思いますね」と語った。 中村から見た青島のキュンポイントについて、「青島くんは若いというのもあるのかもしれないですけど、勢いで真っすぐストレートにぐいぐい来るというところが最大の魅力かなと思いますね。あんなことあんまりないですよ。やっぱり年齢を重ねれば重ねるほど、若干臆病になったり、タイミングを見計らったり。波風を立てずに生活したいですから。そんな中すごい勢いでくるので」と熱弁する中村。 予告映像にもある青島が雪乃の口に「あーん」と食べ物を運ぶシーンにも言及し、「青島くんはすごく振り回してくるので。楽しんでいると思います」と言うと、渡辺が「アンさんがどうしてもやりたいっていうから」と切り込む。「違う。話の中でね?私じゃないですよ。…誰も笑ってないから本当に!」とすっかり渡辺のペースに乗せられた中村は困惑。 渡辺は「すみません。結構スベるんですよね、俺」と反省しながらもどこか楽しそう。「数打てば何かしらを使っていただけるので。その場はウケなくても数打つタイプなので俺。どれか当たればいいやくらいの。そこはもう“バリキャリ”が出るとこなんで」と記者陣にプレッシャーをかけて笑っていた。 ■渡辺翔太、中村アンに「嫌いにならないでくださいね」とお願い 会場には、視聴者から2人に向けた“お願い”が書かれた短冊が飾られており、2人がそれぞれそこから好きな短冊を選び、そのお願いをかなえるという企画も。 中村が選んだ短冊は、「年下男性を励ます言葉をお願いします」というもの。お題を聞いた渡辺が思わず「んふふ」と照れ笑いをしてしまう中、「なんとかなる!」と元気な声でアピール。 しかし、渡辺は「もう一言欲しかったですね。俺は」と即レス。「『なんとかならない』って言われたらどうするんですか?年下男子だからわがまま言われるかもしれないんですよ。『なんとかなるって言われてもなんとかならないときだってあるんです!』って」と畳み掛ける。 「なんとかなる。なんとかなるよ。なんとかしよう?」と段々と圧が強くなる中村に、「はい…」と大人しくなってしまう渡辺だった。 続いて渡辺が選んだ短冊は、「キュンゼリフを言ってください」というもの。「Snow Manというアイドルグループに所属していますので、まあまあ、こういったのはやっぱり勝手に手がいってしまいますね」と前置きしつつ、「君は僕のもの!…7月31日発売です」と発言し、失笑を買う。 「“君は僕のもの”って結構キュンとしません?君は僕のものって言おうかなって思ったら、このドラマの主題歌のタイトルだったんですよ、たまたま。そのまま発売日も言っちゃえば宣伝にもなるかなと思って。それで…」と、どんどん宣伝を続ける渡辺に中村は、「もうどこまでが仕事でなんなのか、本当彼に対しては不信感しかないです。あと(撮影は)残り5話ぐらいあるんですけど、うまくやっていける自信がなくなってきました」と呆れ顔。 「ちょっと嫌いにならないでくださいね、クランクアップの日までは!クランクアップしてからは嫌いになってもらっても構わないので、それまではもう…」と焦る渡辺を中村は「はい。静かにしてください」といなしていた。 ■渡辺翔太、中村アンを翻弄「素直になってくださいよ」 さらに、2人で一緒にかなえる“お願い”も実行。「アンさんが照れるような何かがいいですよね」と嬉々としてお題を選んでいく渡辺は「2人で手でハートを作ってください」と書かれた短冊を手に取る。 選んだ理由について、「アンさんがあまりノリノリじゃなさそうだなというので選びました。やらせようっていう」と語ると、中村も「これは役どおりですね。こんな感じでたじたじです、いつも私は」と、苦笑い。そして、2人で指を合わせてハートポーズを披露すると、恥ずかしさから「すごく暑いのにさらに暑くなりました」と顔をあおいでいた。 続いて中村主導で選んだ短冊は「手が重なるシーンがあると思いますが、2人の手の大きさを知りたい。比べ合っていただけますか?」というもの。 すかさず渡辺は「アンさんがこれ選びましたからね。だから俺と手を合わせたいのかなっていう。素直になってくださいよ」とちゃちゃを入れる。「いつもどおりです、これが。素直になってくださいって言うんですけど、全然なっているんですけどね。はい!やろう~」と中村も妙なテンションになり、役柄どおりたじたじになっていた。 ■「Snow Man全体に還元できる機会が増えるといいな」 最後に、2人自身の願い事を発表することに。渡辺は「真面目に書きました」と前置きしつつ、「テレ朝にハマりますように」とお願い。 「この『青島くんはいじわる』というドラマを画面の向こう側で見ていただく視聴者の方がもちろんやっぱり一番大事な存在と言いますか、その人たちが盛り上げてくれなくてはドラマも成長していきませんので皆さんありきなんですけど、やっぱり芸能界にいる上で裏の方にもハマる必要があると。だから、視聴者にも『このドラマ面白いね』と思われながらも、テレ朝の局員たちにも『あ、渡辺面白いじゃん』というところから、Snow Man全体に還元できる機会が増えるといいな」と語った。 赤裸々な思いを口にする渡辺に中村は「やっぱり渡辺くんの魅力ってこういうところなんですよね。それを恥ずかしがらずに真っすぐ言うというところに私もすごく好感を持っております」と応えた。 そんな中村は「この作品がたくさんの方に愛される作品になりますように」と発表。会場からは自然と拍手が。「俺のとき拍手なかった!」と不満そうな渡辺を尻目に、「隣で自由に羽ばたいている彼、役柄同様ですね。本当に現場の温度もすごく高いですし、スタッフさんと協力して、すごくいいものを作ろうという現場なので、ぜひその熱量を受け取ってもらえたらなと思っております」と呼び掛けた。 ■中村アン、渡辺翔太の魅力を明かす「心の中にすごく熱いものを持った男性」 撮影が始まってからお互いの印象がどのように変わっていったかという質問には、渡辺は「テレビの中のイメージだけで考えるとやっぱりクールだったり、どういうテンションの方なんだろうなというミステリアスな部分があったんですけど、こうやっていま僕が本当に自由に喋ってもフォローしてくださったり、最後に締めてくださったりという部分では、本当に優しくて。構ってくれる、とにかく。そこがキュンキュンしちゃいますよね。だから本当にイメージと真逆の方でした。もちろんいい意味で」とコメント。 「100点の回答をいただきました」と御礼を言う中村は、「こうやってふざけているときもあるんですけど、割と真剣に何かに向き合ったり、心の中にすごく熱いものを持った男性なんだなというところも垣間見れますし、すごくいろいろな顔を持っているんだなというところが、私自身はキュンとしますね」とにっこり。渡辺も同様に「100点の回答ありがとうございます」を顔をほころばせていた。 最後に中村は「このように和気あいあいと、皆さんと頑張っておりますので、ぜひこの夏、たくさんキュンキュンが皆様に伝わったらいいなと思います。よろしくお願いいたします」とあいさつ。 そして、渡辺が「まずは、今日この制作発表でちょっとふざけすぎてしまったことを反省したいと思っています。先ほどアンさんも言ってましたけど、スタッフさん、キャストみんな、本当に皆さんに楽しんでもらえるような、皆さんに毎週キュンキュンしてもらえるような土曜日になればいいなという思いでいますので、皆さん、ぜひ一緒に盛り上げていただけたらなというふうに思っております。ありがとうございました」と呼び掛け、会見は終了した。