「ライオンの隠れ家」最終回視聴率8・0% 柳楽優弥、坂東龍汰ら熱演話題 番組最高記録で有終の美
俳優の柳楽優弥(34)主演のTBS金曜ドラマ「ライオンの隠れ家」(金曜後10・00)最終回が20日に放送され、平均世帯視聴率は8・0%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)だったことが23日、わかった。サスペンス要素で視聴者の心をつかみ、後半にかけて登場人物それぞれの境遇や心情をクローズアップした巧みな演出とキャストの熱演が話題を集めた。 【写真あり】「ライオンの隠れ家」完結 まさかの…初回の「あのセリフ」が伏線だった!実は何度も登場していた映像 <以下、ネタバレあり> 柳楽が演じているのは、坂東龍汰演じる自閉スペクトラム症の弟・美路人のために生きる真面目で優しい市役所職員・小森洸人。2人で暮らす兄弟が佐藤大空(たすく、5)演じる謎の男の子「ライオン」と出会い、ある事件に巻き込まれていくオリジナルのサスペンスで、先の読めないオリジナルストーリーと、豪華キャストの演技が光る話題作。 第10話のラストで、洸人(柳楽)がいなくなった。第11話は、美路人がライオンや愛生(尾野真千子)とともに探し回るが見つけることができず…。「自分のことが面倒くさくなった、嫌いになったから家を出て行ったのではないか」と考える美路人。一方、東京にいた洸人は、家庭の事情で中退せざるを得なかったかつて通っていた大学を訪れる。そして、子どもの頃からのさまざまな思い出が脳裏をよぎる。美路人に伝えたかった正直な気持ち…家族への想いが洸人を動かした。 全11話を通して、病気や障害のある兄弟姉妹がいる「きょうだい児」の生活を緻密に描いてきた同作。柳楽と坂東がその生活と心情の機微を、表情と演技で見事に表現してきただけに、ラストの展開は視聴者の心を魅了した。 同作は第6話、第7話が「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」中継のため1時間近く遅れてのスタートとなったが、2話とも平均世帯視聴率7%以上をキープ。「今秋ナンバーワン話題作」と呼び名高く、最終回では番組最高を記録した。