セリエBで戦うセスク、目指すはプレミアリーグでの指揮「トップチームの監督になりたい」
コモの暫定監督を務めるセスク・ファブレガス氏は、昨夏にアーセナルのユースチームで過ごした後から、プレミアリーグのトップチームでキャリアを務めることに照準を合わせているようだ。 昨夏に現役を引退したセスクは、イタリアのセリエBに属するコモのBチームとU19チームの監督に就任。2023年11月にはトップチームのモレノ・ロンゴ監督が解任されたことから、現在はトップチームで暫定監督を務めている。 そんなセスクは昨夏にアーセナルのユースチームで過ごす時間があり、同クラブのU-18監督であるジャック・ウィルシャー氏と協力して自身のコーチングスキルを磨く機会を得ていた。この関わりはアーセナルファンの興奮を呼び、セスク氏がコーチの立場でクラブに戻ってくるという期待を抱かせた。 ただ、セスクは『Standard Sport』の取材において、アシスタントとしてではなく、トップチームの監督になることを目標にしていることを明かしている。 「将来がどうなるかはわからないが、トップチームの監督になりたいんだ。今は自分のやり方でやっているが、いつかプレミアリーグやチャンピオンズリーグのトップクラブの監督になることが100パーセントの野望だ」 「でも、正しいステップを尊重する必要があるだろう。私はもうトップチームの監督になる準備ができていると感じている。アンダー世代の監督やアシスタントにはなりたくない。私の心の中には、トップチームの監督になりたいという明確なものがある。大きな列車に飛び乗る準備が出来るまでは、自分のやり方でやっていくつもりだ」 「今はまだ長い道のりだが、始まったばかりでもある。コモが私に与えてくれた機会に特権を感じているし、ここでとても幸せに感じている」 現在コモはセリエBで2位につけており、この順位を維持できればセリエAに昇格できる。コモで大きなインパクトを与えることができるかが注目されている。