エアコンの冷房、電気代安くなるのはどっち?「設定温度下げるor風量上げる」「風量 弱or自動」「風向き ななめ下or水平」 「室外機に濡れタオル」は…実は逆効果
南から入る暖かい空気と日差しの影響で、14日は全国的に季節外れの暑さとなり、35度を超える猛暑日となる地域も出ています。 各地で連日真夏の暑さとなり、熱中症に注意が必要な季節に。エアコンを利用が増えている人も多いのではないでしょうか。 こうしたなか気になるのが電気代。「エアコンの節電に関する実態調査」をダイキンが公表しています。 温度を下げるか、風量を上げるか、どちらが節電になるのでしょうか。 【画像を見る】エアコンの冷房、電気代安くなるのはどっち?【図やグラフで検証結果を確認】 ダイキンによりますと、大手電力会社10社は、5月請求分から値上げを発表しています。さらに、政府の電気料金負担軽減措置が5月使用分で終了するため、平均的な電力使用量の家庭では、月1000円~1500円程度の負担増が見込まれています。 16日、ダイキンが「エアコンの節電に関する実態調査」をダイキンが発表しました。節電方法として誤解されやすい4つのケースを検証したということです。 【検証1】エアコン冷房の風量設定は「弱」と「自動」どちらが節電になる? エアコン冷房の風量設定「弱」と「自動」それぞれで、日中11時間(8時~19時)つけっぱなしにして、消費電力量を計測し、1か月あたりの電気料金を調査しました。 すると、消費電力量を比較した結果、風量「自動」の方が消費電力量が約3割少ないという結果に。1か月換算では、風量「自動」は「弱」と比べて電気代が約990円少なくなったということです。 【検証2】エアコン冷房の風向設定は「ななめ下」と「水平」どちらが節電になる? エアコン冷房の風向き設定「ななめした」と「水平」それぞれで、日中11時間(8時~19時)つけっぱなしにして、消費電力量を計測し、1か月あたりの電気料金を調査しました。 すると、消費電力量を比較した結果、風向き「水平」の方が消費電力が約3割少ないという結果に。1か月換算では、風向き「水平」は「ななめ下」と比べて電気代が約930円少なくなったということです。 【検証3】設定温度を「1℃下げる」のと、風量設定を「強」にするのとでは、どちらが節電になる? エアコン冷房を使っていても暑くなると感じる真夏の日中(13時~15時)、設定温度を1℃下げるのと、風量設定を「強」にするのとでは、どちらが節電になるのか、消費電力量を計測し、電気料金の違いを調査しました。