“早めの対策”を 台風接近…関東など「警報級大雨」か 九州南部に「線状降水帯」予測 災害おそれも…
店舗兼住宅だというこの建物は、約30年前に、水害で浸水被害を受けたといいます。 大町怜央フィールドキャスター 「商品を見ますと、つかるくらいは…」 井上時計店 店主(約30年前の浸水被害) 「もうきていますね。ここくらいの高さまでは、(水が)来ている感じですよね」
その経験から、“早めの対策”を心がけるようになったといいます。 「(今夜)ご自身はどうされる予定ですか?」 大町怜央フィールドキャスター 「なかなかそういう日は寝られないから、お店に待機してて、危なくなったら商品を持っていって、最終的には2階で、高いところで避難するという感じ。特に、気象庁とかが『線状降水帯』とか言うようになったので、なお敏感になってはきていますね。どこにきてもおかしくないので、 備えだけはしておこうかなと」
災害の危険度が、急激に高まるおそれがある、「線状降水帯」。 去年6月には、高知・和歌山・静岡など複数の地域で発生し、“記録的な大雨”に──。 土砂崩れや、川の氾濫など被害が相次ぎ、避難するのが難しいほど、道路に勢いよく濁流があふれました。
27日、朝から大粒の雨がたたきつけた、九州南部。午後になると、一段と雨脚が強まり、道路に水がたまり始めた場所も…。 この大雨をもたらしているのが、活発化している「梅雨前線」。さらに、影響してくるとみられるのが、フィリピンの東を北上している「強い」台風1号です。 28日から29日にかけて、沖縄の南を通過し、30日(木曜日)から31日(金曜日)にかけて、関東の東海上で温帯低気圧に変わる見通しです。
梅雨前線付近では、台風の北上にともなって、活発な積乱雲が発生するとみられ、28日は四国・近畿・東海でも雨脚が強まり、夜には関東にも活発な雨雲がかかる予想です。 九州から関東の太平洋側を中心に、“警報級の大雨”となるおそれがあります。
JR西日本は、28日は大雨の影響で、一部で列車の運転を取りやめる可能性があると発表しました。(※和歌山線・大和路線・関西線・奈良線・万葉まほろば線・加古川線 午後7時時点) ◇ 28日から29日にかけて、今年一番の大雨が降るおそれがある東京。 27日、都内では… 記者 「お昼を過ぎて、だんだん雨脚が強くなってきました」
雨に加え、時折、強く吹く突風に… 記者 「もう、傘に身をかがめながら歩いている感じですね」 ──風、どうですか? 「強すぎるね」 「帰りたい」 ◇ 28日は、九州から関東にかけて、土砂災害・低い土地の浸水・河川の増水や氾濫などに、厳重な警戒が必要です。 (5月27日放送『news zero』より)