“やる気ゼロ”でハリウッド進出? 二宮和也、佐藤健、綾瀬はるか…名俳優のオーディション秘話
綾瀬はるかは壮絶な覚悟で『セカチュー』のオーディションへ
2019年に放送されたドラマ『あなたの番です』(日本テレビ系)での怪演をきっかけにブレイクを果たした奈緒も、意外なオーディション秘話を持つ女優のひとり。2022年8月放送の『スッキリ』(日本テレビ系)に登場した際、過去に実践したことのある“オーディションに合格するための秘策”を明かしていた。 奈緒は福岡県出身で、そのオーディションを受けた当時はまだ上京する前だった模様。「東京なんてすごい猛者たちがたくさんいる」「田舎から出てきた自分がオーディションで覚えてもらうためには、どうしたら良いかな」と考えた結果、地元からパワーをもらうという意味を込めて、博多の銘菓「にわかせんぺい」のお面をつけてオーディションに臨んだという。 さらに現場で「私は顔に個性があんまりないので、このお面でまず覚えてください」とインパクト抜群な自己紹介を披露。斬新な秘策が功を奏したのか、見事合格に至った。 そして国民的女優の綾瀬はるかにも、あまり知られていないオーディションの裏話が存在する。2022年6月放送の『日曜日の初耳学』で語ったところによると、デビューした当初は役者を志していたわけではなく、オーディションもなんとなく受けていたそう。 そんな中で転機となったのが、2004年に放送されたドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』(TBS系)への出演。ヒロイン・廣瀬亜紀の役を「本当に意欲的にやってみたいと思った」と話した綾瀬だが、オーディションの手応えはあまり芳しくなかったようだ。 実際、同作の脚本を務めた森下佳子氏も「セリフは読めないし、ガタガタ震えているし、ボロボロだった」と当時を語っているため謙遜ではないのだろう。しかしそのボロボロさがかえってドラマスタッフたちの目に留まり、大役を射止めることになった。 その後、綾瀬は「これが終わったら(女優を)辞めてもいい」という思いで撮影に臨み、「第42回ザテレビジョンドラマアカデミー賞」で助演女優賞を受賞。そこから瞬く間にスターダムを駆け上がっていった印象だ。もしあの時、オーディションが上手くいっていたら、今の綾瀬はいなかったといっても過言ではないだろう。 何が起こるのか分からないのが俳優人生……とはいっても、オーディションで起きる珍事件は想像をはるかに超えるものばかりだ。
キットゥン希美