たまごっちラリー流行 ── 親子2代でキャラを育て・ブーム再燃その理由は!?
たまごっちに夢中な女の子。くろまめっちという名前をつけているそうだ THE PAGE大阪
1996年の初登場以来、女の子たちに支持されてきた携帯育成ゲーム「たまごっち」(バンダイ)。昨秋発売された最新バージョン「TAMAGOTCH4U」を片手に、女の子たちが街なかを駆け巡る。タッチスポットで限定キャラクターなどをダウンロードする「たまごっちラリー」にも夢中だ。子どもたちはそんな「たまごっち」にどんな魅力を感じているのだろうか。
育てる楽しさと自分のおうちを作る楽しさ!?
大阪市中央区千日前のビックカメラなんば店。おもちゃ売り場の一角に、「たまごっち」コーナーが開設されている。最新型「TAMAGOTCH4U」を関連グッズとともに販売するほか、タッチスポットを兼ねている。 たまご型のデザインと、食事やトイレ掃除などの世話をして、キャラクターを育てていくゲームスタイルは、従来から変わらない。 「TAMAGOTCH4U」は、全国のおもちゃ売り場や外食店舗などに設置されたタッチスポットで、ユーザー自身が限定キャラクターや限定アイテムをダウンコードして育成ゲームに取り込むができる。タッチスポットにタッチするだけでいいため、子どもにも簡単。スタンプラリーのデジタル版だ。 大阪市内のとあるレストランで「TAMAGOTCH4U」に夢中な小学生の女の子(7)にその魅力を直撃。するといきなり「いま、フンしてるから片付けるとこ」と話す。「(キャラに)くろまめっちって名前つけてんねん。10歳くらいまで育てるけど、4歳くらいでお見合いして結婚するときもあんねん」と続け、なにやらゲームをしているようだ。 聞けば、このゲームをすることで賞金をもらい生活用品などが買えるらしい。「お部屋に置くものを買うねん。昨日はパソコン買った」とうれしそうに話していた。女の子は「自分のおうち(部屋)」を作る感覚が楽しいとも話し、食事を終えると夢中でたまごっちを楽しんでいた。 母親も「携帯電話は持たせていないけど、これなら安心して遊ばせていられる。自分たちも通った道ですし」と笑いながら話している。