メリーノのアーセナル移籍が進展しそうでしない理由!? 「一部の上層部が年齢に懸念」
現在28歳とピークにあるメリーノ
レアル・ソシエダMFミケル・メリーノは、アーセナル移籍に近づいているといわれている。移籍市場に詳しいジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は「メリーノが移籍を望んでいるため、個人的な条件での合意が成立した。レアル・ソシエダと3000ユーロを超える契約について口頭で話し合い、契約締結に向けて交渉中」と自身のXアカウントで報じているが、この報から4日が経っており、その後なかなか具体的な動きはみられない。 英『football.london』は、この移籍は一部の報道で示唆されているほど簡単ではないと指摘している。同メディアによれば、アーセナルの上層部にはメリーノの28歳という年齢に懸念を抱く人々がいるという。 アーセナルは現在のプロジェクトでは、長期的な将来を見据え若い選手を獲得する傾向があると理解されているクラブだ。マンチェスター・シティと優勝争いを演じるようになった22-23シーズンにはプレミアリーグでもっとも若いチームで、ブカヨ・サカ(22)やマルティン・ウーデゴー(25)、ウィリアム・サリバ(23)をはじめとするチームの中心選手たちはみな20代前半から半ばにさしかかったばかりの若いプレイヤーばかりだ。一方メリーノは現在28歳であり、選手としてはピークにある年齢だ。 しかしレアンドロ・トロサール(29)、ジョルジーニョ(32)など、ベテランの域に達した選手たちもアーセナルには何人か在籍している。彼らが前線やミッドフィールドに影響を与えたのと同じように、メリーノもチームの基礎レベルの引き上げに貢献できる選手という見方もでき、ある種のメンター的な存在となれるかもしれない。 多くの取引と同様に、事態は見た目よりはるかに複雑であると同メディアは記事を締めているが、メリーノのアーセナル移籍は無事に完了するだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部