富士山の山梨側山開き 1日上限4,000人や通行料2,000円の“入山規制”も「安全のためにはいい」登山客も理解 静岡との違いも
静岡放送
2024年7月1日、富士山の山梨県側では山開きとなり、本格的な登山シーズンを迎えました。静岡県側は7月10日の山開きとなります。 【写真を見る】富士山の山梨側山開き 1日上限4,000人や通行料2,000円の“入山規制”も「安全のためにはいい」登山客も理解 静岡との違いも 山梨県側の登山道の拠点となる富士山五合目・吉田口登山道、静岡県側と比べ、売店の数も登山客の数も多いのが特徴です。近年は、特に外国人観光客が増えていて、オーバーツーリズムなどの対策として、2024年から富士登山は大きく変わることになります。 7月1日午前4時半の富士山吉田口七合目。 <UTYテレビ山梨 赤羽亮平記者> 「この時間ですと、本来ご来光が見える時間ですが、今日は雲がかかっているため見ることができません」 1日朝は雲に覆われ、ご来光を拝むことはできませんでした。 <登山者> 「真っ白....素敵なぐらい真っ白」 「キラッと見えると思ってたけど見られなくて寂しいです」 荒れた天気となった山梨県側の開山日。五合目に通じる富士スバルラインは強風で通行止めに。 <先頭で待つ人> 「午前0時ちょっと前ですよ。毎年のことで1日には必ず登るっていうことにしているものですから」 開通したのは、午前9時でした。 山梨県側の吉田ルートでは、登山規制が始まりました。一気に山頂を目指す弾丸登山の抑制や混雑緩和などが目的で、1日の登山者数を4,000人に制限します。 また、五合目に設置したゲートを午後4時から翌日の午前3時まで閉鎖し、登山者の通行を規制します。こうした対策費用に充てるため、一人2,000円の通行料を徴収し、支払いを済ませた人にはリストバンドを渡します。 <登山者> 「これ(リストバンド)を見せないとダメなんだ」 こうした規制に、7月1日の登山者の多くは理解を示しました。 <登山者> 「(富士山を)守るためにはこういうことも必要なのかなというのを思うので、(登山が)好きだし、払うことには別に僕はあんまりいいのかなっていうのはありますね」 「登山の安全のためにはいいと思います」 一方、問題となっているのが。