【プリンスオブウェールズS】ディープインパクト最終世代オーギュストロダンが積極策でV ネットも沸く「すごいドラマを見ているような気分」
19日、英アスコット競馬場でGⅠプリンスオブウェールズS(芝1990メートル)が行われ、ディープインパクト産駒オーギュストロダン(牡4・Aオブライエン)がGⅠ6勝目を挙げた。 道中は好位から運び最後の直線で早めに先頭に立つと、鞍上ライアン・ムーアの叱咤に応えて後続の追い上げをしのぎ切った。現役続行を選んだ今年は3月のGⅠドバイシーマクラシックで12着に惨敗。前走のGⅠタタソールズゴールドカップでも2着に敗れ、キャリア初の連敗を喫していたが、積極策で改めてその実力を誇示してみせた。 この勝利により、ディープインパクト産駒は14年連続のGⅠ制覇を達成し、父サンデーサイレンスが持つ記録に並んだ。くしくも同日、日本では同じ父ディープインパクトのラストクロップにあたるライトクオンタム(牝4・武幸)の引退→繁殖入りが報じられたばかり。ネット上にも「なんだかすごいドラマを見ているような気分」「この世代のディープインパクト産駒は12頭しかいないのに」「ジャパンカップで見たい」「種牡馬としての活躍も早くみたい!」とさまざまな声が上がった。 昨年のオーギュストロダンは、キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(10着)→アイリッシュチャンピオンS(1着)→ブリーダーズCターフ(1着)のローテーションだったが、今年はどの番組を選ぶのか。ディープインパクトの最終世代から出た傑作から目が離せない。
東スポ競馬編集部