スイーパーの使い手 大谷翔平
MLB特集第4弾は大谷選手について取り上げる。今回は投手大谷に焦点を当て、今や大谷選手の代名詞と言っても過言ではない『スイーパー』を中心に深掘りしていく。
MLB流行の"スイーパー"とは?
神事:ネクストベース神事です。 森本:ネクストベース森本です。よろしくお願いします。メジャーリーグの日本人選手をネクストベース的に深掘りしていく4回目になります。今回は大谷翔平投手に着目していきたいと思います。大谷選手今シーズン絶好調ですね。今年も投打に大活躍ですが、いかがですか神事さん。 神事:当たり前のように活躍していくこの大谷翔平選手ですが。もう麻痺しちゃってますね。すごすぎて!何がすごいのかを深堀りし、怒られるかもしれない提言をしていきたいと思います。 森本:今回、大谷投手について紹介していきたいと思います。WBCの活躍も記憶に残っていると思いますが、最後はトラウト選手から。 神事:すごいですね!すごいのが行きましたね。 森本:スイーパーと呼ばれるボールでして、名前には聞くけどよく知らない人も多いんじゃないかなと思いますので、改めてスイーパーについて神事さんに解説して頂きたいなと思います。 神事:スイーパーは右ピッチャーで左側に曲がっていくボールで、スライダーよりも横曲がりの大きいボールのことをスイーパーという形で定義されています。このボールの効果ですが、スライダーにあるものとちょっとだけ違うのも特徴でスライダー空振り割合多いんですが、このスイーパーに関しても空振り割合は高くなってます。ただし使い方が対右バッターと対左バッターでは若干違っていて、対右バッターですと空振り割合が34%、ただ左バッターになると25%という形で横曲がりしすぎてしまうので、右ピッチャーだと左バッターに当たってしまう問題もあるので、空振りも減るということにもなります。ただし対左バッターは外から入れて見逃しのストライクを奪うという使い方もできます。ですので対右バッターですと空振りを奪い、対左バッターだと見逃しストライクも奪えるという意味では非常に使い勝手の良い球種ということにもなります。 森本:大谷投手は今シーズン約半分、50%ほどスイーパーを投球しているんですけれども、メジャーリーグだと実はまだ4%くらいしか投球されていないみたいですね。 神事:そうですね。4%しか投げられていないので、これだけ曲がりの大きいボールは、あんまり見慣れていないというのはあるかと思いますね。