第93回選抜高校野球 京都国際 おにぎりでパワーチャージ /京都
3月開幕のセンバツに出場する、京都国際の練習はハードだ。練習がオフの月曜以外は、新型コロナウイルスの感染対策に気を付けながら、野球部全員で汗を流す。全体の練習が終わってからも、ほとんどの選手が自主練習に励み、スキルアップに余念が無い。そんな練習を支えるエネルギー源こそ、合間に食べる「おにぎり」だ。 きっかけは、小牧憲継監督が知り合いの栄養士に、選手たちの練習や食事内容を見てもらったことだった。「これではエネルギーが足りていない」と、1日当たり7000~8000キロカロリーめどで食事を取るよう、アドバイスされたという。 運動量の多い選手たちにとって、間食も重要だ。その目安は白米500グラム程度。寮の食堂で自分たちで握ったおにぎりを、各自で用意したふりかけやおかずなどと一緒にほおばる。高橋集(しゅう)選手(2年)のように「一度にたくさんおなかに入らないので、食べる回数を増やして小分けにする」など食べ方もさまざまだ。エネルギー補給を終えた選手たちは、再びグラウンドへと駆け出してゆく。【中島怜子】 〔京都版〕