JALの新機材がスゴい!!! 特注の豪華ファーストクラスなど新型エアバス「A350-1000」に迫る!!!
ヴィーガン・べジタリアンメニューを刷新
A350-1000就航にあわせ、ラウンジや機内食、アメニティなども見直された。 ラウンジサービスでは、羽田空港国際線JALファーストクラスラウンジにて、新たにJAL独自のコーヒーハンドドリップサービスを開始。また、コロナ禍で中断していた靴磨きサービスを再開する。 機内食サービスではヴィーガン・べジタリアンメニューを刷新。担当したJALの鈴木満美子は「これまで以上に味、品質を向上させました。健康や信仰上だけでなく、多くの人に自信をもって勧められる内容としました」と、話す。 プレミアムエコノミークラスとエコノミークラスでは有料機内食サービスも実施。和食と洋食の2種類で、価格は3000円だ。両クラスでは、デザインオフィスnendo監修のもと、機内食の食器も刷新する(2024年春より順次展開予定)。 アメニティでは、ビジネスクラスではこれまで用意がなかった機内リラクシングウェアの貸し出しサービスを始める。UCHINO(内野株式会社)のエアリータッチ素材(コットン100%)を使ったもので、衣類の上からでも着用可能という。なお、ファーストクラスでは従来通りオーガニックコットン100%素材を使用したリラクシングウエアを提供する。 アイマスクや耳栓などを含むオリジナルポーチもデザインを一新。ビジネスクラスは福祉実験カンパニー「ヘラルボニー」の契約作家6人が手掛けた。デザインは6種類用意され、ランダムに搭乗者へ配布されるという。内容品を包む袋には紙を使用するなど、石油由来プラスチックからの脱却を深化させたという。 新型A350-1000は、全13機投入予定。まずは1月24日より東京(羽田)=ニューヨーク線に就航する。3号機の受領後は、2地点目として羽田=ダラス・フォートワース線に投入される予定だ。なお、同機就航にあわせ、1月24日よりJAL国内線・国際線の全路線にて、12年ぶりに降機用ビデオもリニューアルされる。
文と編集・稲垣邦康(GQ) 写真・安井宏充(Weekend.)