自転車がサイドミラーに「ゴン!」その時どうする!? あなたも被害者・加害者になるかも! お互い「知らんぷり」が絶対ダメな理由とは
自転車が「ゴン!」しかし気づかないフリ…どうすればいい?
サイドミラーに自転車が接触しました。しかし運転者は接触に気づいていないのか、そのまま立ち去って行こうとします。そんな時、自転車をその場で呼び止めた方がいいのでしょうか。 関東に住む警察OBは「無理に呼び止める必要はないでしょう」と話します。前述の通り、当事者同士での示談交渉は大きなリスクを伴います。 当て逃げをされたら、まずは警察に連絡となります。現在地や事故の状況、自転車の特徴などを伝えます。スマホカメラで撮影できるようであれば自転車と運転手を撮影すると良いでしょう。すでに走り去ってしまった場合は、自転車や運転の特徴をメモしておくと後々交渉が進みやすくなります。 また、クルマにドライブレコーダーが設置されている場合は、事故状況が録画されているかもしれないので、警察に確認をしてもらいます。周りに目撃者がいたら、警察に状況を証言してもらえるか聞いてみるのも良いでしょう。 自転車との接触事故には、ドライブレコーダーの設置も有効です。360度録画できるものであれば、事故の瞬間を正確に録画できます。
自転車で当てられた/当ててしまった 保険で対応できる?
クルマの任意保険では「傷害特約」を付帯しておくと、自分が「自転車の事故」で怪我をした場合であっても、医療費を保険で賄える場合があります。 また、車両保険を付帯しておくと、損傷があった場合、修理費用を保険で賄うこともできます。なお「当て逃げ」をされて万一加害者が見つからなかった場合でも、車両保険から修理費用の補償も可能となります。 車両保険には「エコノミー型」「一般型」といったグレードがあり、前者が「当て逃げ」の補償対象にならない場合もあるので、補償内容を注意して確認しましょう。 いっぽう、自転車の任意保険もあります。近年は自転車保険加入の義務化が進んでおり、2024年4月の時点で30の都府県が、条例で自転車保険の加入を義務付けています。 加入が「努力義務」となっている自治体に住んでいても、安全のために自主的に加入しておくことをおすすめします。 自転車保険では、自転車で事故を起こした場合、通院・入院費用や身体に後遺傷害が発生した場合の治療費用を保険から賄えます。また賠償責任も付帯されていると、クルマに当たってしまった事例のような、他者への物損による修理費用も賄えます。
くるまのニュース編集部