ヤクルト・高橋奎二、粘りのピッチ5回8安打3失点で今季初白星
セ・リーグ最下位のヤクルトは18日、中日6回戦(バンテリンドーム)に11―5で勝利し、連敗を止めた。2試合連続で4番に座った村上宗隆内野手(24)が一回、今季初の〝4番弾〟となる先制の2号2ラン。3月29日の開幕戦(対中日、神宮)以来となる猛打賞をマークし、勝利に導いた。投げては、高橋奎二投手(26)が5回8安打3失点の粘投で今季初勝利を挙げた。 【写真】「逆方向に打てるのは僕の持ち味」定位置の4番で今季初ホームランを放ったヤクルト・村上 粘り強く白星をたぐり寄せた。高橋奎は5回8安打3失点の力投で今季初勝利。3点を失った三回の投球を悔やみつつも、安堵(あんど)の表情を浮かべた。 「先頭の投手のところで甘い球を打たれて、1点取られて、2アウトからもポンポンとやられたので、しっかり反省しないといけない。その後しっかり粘れたので、そこはよかったですね」 初回以外は毎回走者を背負う苦しい展開だった。三回は投手の柳に中越え二塁打を浴び、2死後に連打と四球が絡み、3失点。2軍監督時代から見守ってきた高津監督は「もっともっと大きく成長させていかなきゃいけない。僕も反省しています」と愛ある言葉を口にした。 ただ、勝利をつかんだことには変わりない。さらなる飛躍が期待される左腕は「うれしい勝ち方ではなかったので、もっとしっかり自信を持って勝てれば」と次戦以降の活躍を誓った。