「クオリティに議論の余地はない」苦戦する鎌田大地をラツィオ地元メディアが擁護!「監督からSDまで全員が信じている」
「彼は自分を取り戻さなければならない」
鎌田大地はラツィオで苦しんでいる。しかし、加入して半年も経っていないことも事実だ。 【動画】エンポリ戦、イタリア代表MFからパスをもらえなかった鎌田。ゴール後も喜ばず 契約満了でフランクフルトを退団した鎌田は、新天地にイタリアのセリエAを選んだ。しかし、開幕直後こそスタメンに選ばれていたが、その後はベンチに降格。公式戦22試合出場で1得点・1アシストという数字は、期待に応えられていないと言わざるを得ないだろう。 鎌田は当初、4-3-3のシステムで右インサイドハーフを務めた。だが、マウリツィオ・サッリ監督はルイス・アルベルトとの共存がチームのバランスを失わせると指摘。その後はルイス・アルベルトとのバックアッパーとなっている。 スペインの「魔術師」が出場停止や負傷で不在のときは、スタメンで起用された鎌田だが、大きなインパクトを残すには至らず。地元メディアからは厳しい評価が続き、一部のサポーターからブーイングを浴びせられたこともあった。 それでも、ラツィオ専門サイト『cittaceleste』は1月12日、「カマダにも信頼だ。日本人はまだ適応に少し遅れている。だが、クオリティに議論の余地はない」と報じている。 「サッリ監督からアンジェロ・ファビアーニSDまで、全員が信じている。彼が自分の力を発揮できるように、また機会を与えることは確実だろう」 ラツィオは14日のセリエA次節でレッチェをホームに迎える。ミッドウィークに行われたコッパ・イタリア準々決勝のローマとのダービーでは、鎌田に出場機会がなかった。だが、アルベルト・アッバーテ記者は、『radiosei』で「レッチェ戦では再びカマダが起用されると予想」と話している。 「彼は自分を取り戻さなければならない。自分のためにも、今後のプロキャリアのためにもね」 開幕したアジアカップで優勝を目指す日本代表のメンバーから外れた鎌田は、事態を好転させることができるのだろうか。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部