【山口県】[周南公立大]徳山中央LCの学生支部結成 地域で奉仕活動展開へ
山口県周南市の徳山中央ライオンズクラブ(LC=菅野晴敏会長)の「徳山中央周南公立大学支部」(井上鳳斗支部会長、5人)の結成式が14日、同大学の大教室で開かれた。今後、学生のサポーターの協力も得ながら、同LCといっしょに地域で奉仕活動を展開する。 学生によるLCの支部結成は県内では初めて。5人は同大学の「SDGsアンバサダー」のメンバーで、カーボンニュートラルのシンボルとしてブルーベリーを植樹する活動や、子ども食堂の運営などに取り組んでいる。今回はその目指すところがLCの活動と一致することから支部の結成に至った。5人以外に全員が1、2年生の30人の学生サポーターが活動に協力する。 結成式にはスーツ姿の支部会員5人とサポーターの半数、同大学の髙田隆学長、同LCの会員と藤井律子市長、LC国際協会336-D地区の山崎もとみ地区ガバナーらが出席した。 菅野会長(54)は「支え合いながら奉仕活動を通じて地域貢献をせいいっぱいさせていただきます」とあいさつし、藤井市長とともに5人のえりにLCのバッジを付けた。
経済学部2年の井上支部会長(20)はこれまでのブルーベリーカーボンプロジェクトなどの活動を紹介して「学生のみでは限界があるが、LCと一緒に乗り越えていきたい」と意欲を述べた。 このほかの支部会員は2年の西部晴香さん、廣瀬彩乃さん、1年の金森崇文さん、赤星紗栄さん。今後は今春の新入生の記念植樹と同時にタイムカプセルを埋設する活動を計画。将来はこの地域を学生にとって「やりがい」のあるまちとして、卒業時に定住し、社会人として大学生をサポートしていく「人財循環」の構築を目指す。