中国自動車市場で「売れ筋価格帯」が下がる裏側 政府の「買い換え補助金」が消費者心理に影響
例えば、新興EVメーカーの中でも高級路線をとる理想汽車(リ・オート)は、2024年1月から11月までの販売台数が44万2000台にとどまり、年間50万台の目標達成が危ぶまれている。同社のラインナップには希望価格が20万~30万元(約413万~620万円)の車種が1つしかなく、その他はすべて30万元を超える。 そんな中、理想汽車は2024年末までにクルマを購入した顧客に対して、ローン金利を3年間ゼロにするキャンペーンを始めた。値引きを抑えて高級イメージを維持しつつ、販売をテコ入れするための苦肉の策とみられる。
(財新記者:安麗敏) ※原文の配信は12月2日
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