最も苦しんでいるのは?ケガ人の給与合計ランキング…1位は合計1億ドル超
■復帰待たれる優勝請負人…チームは奮闘中
2位:ロサンゼルス・クリッパーズ 負傷者のサラリー合計額:約8300万ドル(約126億4000万円) 負傷者ランキングで2位に入ったクリッパーズだが、シーズン序盤は11勝8敗でウェスタン・カンファレンス6位と善戦している。それにはジェームズ・ハーデンやイビツァ・ズバッツの安定感溢れるプレーと、NBAに帰還したケビン・ポーターJr.らによるベンチからの貢献が大きいと言えるだろう。 クリッパーズでは約4900万ドル(約74億6000万円)の契約下にある優勝請負人、カワイ・レナードが昨年3月を最後にコートから離れている。レナードは今年10月に右膝の炎症による無期限離脱が発表され、2016-17シーズンを最後にレギュラーシーズンで70試合以上の出場機会がなく、ケガとの付き合いに悩まされてきた。こうした過去から球団も復帰には慎重になっており、辛抱強く復帰に向けてリハビリを続けている。 また、開幕から好調だったノーマン・パウエルもチーム3位となる約1900万ドル(約28億9000万円)を受け取っているが、直近4試合を欠場。さらに、約1200万ドル(約17億6000万円)の契約を結ぶPJ・タッカーは、双方合意のうえでチームを離れている。
■新米HCに導かれ離脱者多数も好成績
3位:ブルックリン・ネッツ 負傷者のサラリー合計額:約8150億万ドル(約123億3100万円) ネッツはミドルクラスのサラリーを受け取る選手の離脱が見受けられる。 約1900万ドル(約28億9000万円)を受け取るボヤン・ボグダノビッチは今夏に足と手首の手術を受け、復帰に向けてリハビリ中。また、開幕からスターターを務めていたドリアン・フィニー・スミスも左足首の捻挫で直近2試合を欠場中だ。 また、インサイドの要であるニック・クラクストンもコンディションが安定しない。同選手のサラリーは、ベン・シモンズに次いでチーム2位となる約2800万ドル(約42億円)となっているが、慢性的な背中の怪我を抱えており、今後も定期的な出場は見込めない。 それでもデニス・シュルーダーやキャム・トーマスの奮闘により、プレーオフ圏内にしがみ付いているネッツ。サクラメント・キングスのマイク・ブラウンHCのもとで学び、キャリア初の監督業に挑んでいるジョルディ・フェルナンデスHCの手腕は、賞賛に値するだろう。 文=Meiji
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