タイの技能実習生を本国の県知事が激励 「ここで働き続けたい」と実習生 大野市
福井テレビ
全国的に介護人材の不足が問題となる中、県は、タイ人の技能実習生の受け入れ事業を進めています。5日は、実習生を送り出したタイの県知事が大野市の高齢者施設を訪問し、仕事ぶりなどを視察しました。 大野市の和光園を訪問したのは、タイ西部カンチャナブリ県のトーサポン知事ら約20人です。県と県社会福祉協議会の受け入れ事業により、2023年7月から和光園で働くシノメさんとナーツさんはカンチャナブリ県の出身です。トーサポン知事は「貧しい家庭の生徒たちが福井に来て働き、安定した収入を得ることができている」と、感謝の思いを伝えました。 またトーサポン知事は施設内での働きぶりも視察し、2人が高齢者に優しい言葉をかけ、明るく接する姿を安心した様子で見守っていました。 実習生らは「私はここが好き。利用者も職員も優しくて明るい感じがある」「(知事らの訪問は)うれしくてとても安心した。機会があれば、ここで引き続き働きたいと思う」などと話していました。 和光園では、2024秋、さらに2人のタイ人実習生を受け入れるということです。
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