著書の発売イベントを行った、ぱーてぃーちゃん・すがちゃん最高No.１（中央）と金子きょんちぃ（左）、信子

　お笑いトリオ「ぱーてぃーちゃん」のメンバー・すがちゃん最高Ｎｏ．１が２９日、都内で自身の生い立ちをつづったエッセー「中１、一人暮らし、意外とバレない」（ワニブックス）の発売イベントを行った。 　３歳で母と死別したすがちゃんは、中学１年のころに、父親が家を去ったことをきっかけに一人暮らしをスタート。母との死別後は父の故郷である山形で祖父母、父の姉で育ての親のような存在「かっちゃん」、父と５人で暮らしていたが「やんちゃなおやじがほかに家庭を作っていなくなり、かっちゃんは東京に行くことになった。じいちゃんが病気で亡くなり、ばあちゃんは施設に行き、『逆ワンピース』システムで仲間が減っていきました」と振り返った。 　今回の著書刊行にあたり、すがちゃんは「自分の生い立ちの話が特に面白いと思っていなかったんですよ。僕の生い立ちっていうよりは、おやじに親孝行できなかったので…。もう亡くなって３年くらい経つんですけど、おやじの生きざまを形にできたらなっていう思いがちょっとありました」。本作が実写化するとしたら自分を誰に演じてほしいか、という質問には「主演は成田凌さんで決定でお願いします。哀愁を出して欲しい」とラブコールを送ったが、相方の金子きょんちぃは「中学生だろ？　何も考えてねえな」とすかさずツッコミ。もっともな指摘に、すがちゃんは慌てつつ「おやじ役は鈴木亮平さんに演じて欲しい」とアピールした。 　相方のきょんちぃ、信子も著書をすでに読破したと明かし、信子は「ケータイ小説より読みやすい！」と太鼓判。きょんちぃも「めっちゃ泣いた。２００ページ過ぎたあたりから涙が止まらなくなった」と賛辞を送った。 　本の刊行以来、周囲から「先生」と呼ばれることに対して、すがちゃんは「ありえないぐらい気持ちいいですね」とニヤリ。本の売り上げで手にした印税の使い道について尋ねられるとは「まずは巨大なパーティーを開きたい。あとは悩みがある中学生を僕のマインドにできるようなイベントと…。そうだ！　かっちゃんにいい車を買いたい」と野望を抱いていた。