Z 世代をはじめとした若者層への認知拡大策の一つとして、「2D ケーキに 3D 要素を融合させた」という独自のケーキ「2.5D 桜ケーキ」を企画した

　軽井沢プリンスホテルウエスト（軽井沢町軽井沢）のオールデイダイニング「プリムローズ」が現在、主にZ 世代に話題となっている 2D ケーキをアレンジした「第2弾2.5D 桜ケーキ」を数量限定で提供している。 （軽井沢経済新聞） 【写真】「2.5D 桜ケーキ」を開発したZ 世代同期の2人 　2D ケーキとは、ケーキの輪郭やフルーツなどの境目をチョコペンなどで縁取り「平面的に見える」ケーキのことで、Z 世代の 2023 年トレンド予測（グルメ編）にもランクインしている。同ホテルでは、Z 世代をはじめとした若者層への認知拡大策の一つとして、「2D ケーキに 3D 要素を融合させた」という独自のケーキ「2.5D 桜ケーキ」を企画した。 　担当したのは、Z世代でもある2019年同期入社のパティシエの柳沢杏沙（あずさ）さんとマーケティング担当の岡田彩花さん。昨年の「2.5D 桜ケーキ」を作った「クープ・デュ・モンド・デュ・ラ・パティスリー」で日本代表として優勝した経歴を持つシェフ・パティシエ、長田和也さんと協力し、第2弾となるケーキを開発した。 　岡田さんは「Z世代をはじめ若い方々に軽井沢の魅力を発信し、軽井沢をもっと好きになってほしいという思いで、このケーキを企画した。日帰りでも軽井沢の春を感じに当ホテルに来ていただければ」と話す。 　柳沢さんは「今回はチーズケーキをベースにして桜の花びら一枚一枚をチョコペンで縁取りをすることで平面的に見せ、ヒラヒラと舞い散る光景を立体的に表現している。小さな穴を開けるなど細かな手作業は大変だが、前回よりキラキラした要素や3D要素を取り入れ、Z世代の方にも喜んでいただけるケーキに仕上げた」と話す。 　価格は900円（別途サービス料）。提供時間は10時～18時。 6月30日まで。