菅野美穂、『ゆりあ先生の赤い糸』クランクアップ 「ターニングポイントになった」
テレビ朝日系で毎週木曜21時より放送中の菅野美穂主演ドラマ『ゆりあ先生の赤い糸』がクランクアップを迎えた。 【写真】マイバッグを持つ菅野美穂 本作は、2023年の「第27回手塚治虫文化賞」で「マンガ大賞」に輝いた入江喜和の同名コミックが原作のヒューマンドラマ。『僕の生きる道』シリーズ(カンテレ・フジテレビ系)や『フリーター、家を買う。』(フジテレビ系)、向田邦子賞を受賞した『モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~』(テレビ朝日系)などの橋部敦子が脚本を手がける。 伊沢家のセットにて、夫の妹・伊沢志生里役の宮澤エマ、実姉・泉川蘭役の吉瀬美智子、姑・伊沢節子役の三田佳子とのシーンをもって、撮了となった菅野。 最後の挨拶では、「キャストの皆さんのお芝居が生き生きと、より輝くように、監督陣がすごい熱意で取り組んでくださって……。ものすごいエネルギーで撮影が進んでいくなと感じていました。私も気持ちだけでも負けずに返せるように……という思いで、現場に通っていました」と語った。 キャスト陣からも鼓舞される毎日だったことを明かし、「芸歴63年という長いキャリアでありながらも、なお誠実で情熱のある三田さんの姿勢に胸を打たれました。吉瀬さんとは13年ぶりの共演。初共演のキャストの方が多い中、すごくホッとする存在でした。エマさんも現場に来てくださると、空気がほぐれて、本当に助けられました」と、一人一人の目を見つめながら感謝の意を表明。さらに、「鈴鹿(央士)くんにも、松岡(茉優)さんにも、木戸(大聖)くんにも本当に刺激を受けました。年上からも教えられ、年下からも教えられ……という時期に、私も入ったんだなと思いました」とコメント。「“赤い糸”とは恥ずかしくて言えませんが(笑)」と照れながらも、「ターニングポイントになったというか……またつながりたいなと思う人たちとご一緒させていただけました。本当にありがとうございました!」と3カ月にわたる撮影を締めくくった。 11月30日に放送された第7話のラストでは、要介護状態だったゆりあの夫・吾良(田中哲司)が完全に目覚め、言葉を発することに。しかし、それは吾良の“彼女”・小山田みちる(松岡茉優)の次女・みのん(田村海夏)が自分の子だと告げる残酷な言葉だった。 ショックを受け、伊沢家を飛び出してしまった吾良の“彼氏”・箭内稟久(鈴鹿央士)。12月7日放送の第8話では、吾良の告白が、介護に縛られてきた稟久を自由にするための嘘だったことを知るゆりあが、稟久に真意を伝えようとする。ところが、稟久は完全シャットアウト状態。そんな中、稟久のみならず“一家”も自由にしたいと考え、禁断の恋に足を踏み入れたゆりあに「好きにしていい」と告げる吾良。一時は本物の家族さながらの絆を築き上げつつあった“疑似家族”は、一体どうなってしまうのか。 一方、ゆりあと年下彼氏・伴優弥(木戸大聖)の恋にも展開が。ゆりあは、優弥の妻・伴里菜(えびちゃん)と一対一で対面することになる。
リアルサウンド編集部