海外メディアもメイウェザーへの花束騒動を批判…「無礼だ」「日本でかつて見たことがない出来事」
またサウスチャイナモーニングポストは、「日本のファンが、花束を足元に投げつける政治家の“恥ずべき”行為を非難する中で、メイウェザーが総合格闘家の朝倉をノックアウト」との見出しを取り、「メイウェザーが地元政治家による“敬意を欠く”襲撃の後で、日曜午後のさいたまスーパーアリーナでのRIZINのイベントで日本の総合格闘家にキャリア初のノックアウト負けを与えた」と伝えた。 同紙は試合内容を記す記事の中で、「試合前に日本の2022年の参議院選挙で議席を取れなかった小さな政党、“ごぼうの党”のリーダーである政治家の奥野卓志氏が、ソーシャルメディアで炎上騒ぎを引き起こした」とし、今回の花束問題が、SNSで大炎上となったことを紹介。 その上で「この行為は、日本の格闘技ファンたちによって『敬意を欠く行為』と受け止められ、ツイッターで多くの人が米国人に謝罪した」などと記した。 奥野氏が、どういった狙いや意図をもって、このような行為を行ったかは不明だが、榊原CEOは「超RIZIN」に続いて行われた「RIZIN.38」の途中でリングに立ち「ファンの皆さん、世界中で見ているので日本人の恥をさらすことになった。今後こういうことがないようにします。許してください。すみません」と謝罪した。 全イベント終了後の総括会見でも、榊原CEOは、「主催者としては、予期せぬことであるが、ああいう行為をする品性下劣な男を細かなところまで我々の配慮がたりずリングに上げてしまい、国内だけでなく世界へむけた配信がある中、日本の国のレベルの低さをこういう形で表現したのであれば、日本中全体に謝罪しなくてはならない。悲しい出来事が起きたことをお詫びしたい」と、世界への影響を懸念する言葉を発していた。 今後、RIZINはメイウェザーのプロモーション会社と組み、ハワイや北米へ進出する構想を練っているが、そのプランに影響を及ぼしかねない最悪の問題が起きてしまった。