<原田知世>主演・笑福亭鶴瓶と初共演で夫婦役 読み書きできない夫の実話を基にした感動作「35年目のラブレター」で
俳優の原田知世さんが、来年3月7日に公開される映画「35年目のラブレター」(塚本連平監督)で、主演の笑福亭鶴瓶さんが演じる読み書きのできない夫の妻を演じることが3月1日、明らかになった。鶴瓶さんと原田さんは初共演で、明るく愛に満ちた夫婦を二人三脚で作り上げる。 【写真特集】きれいな字にびっくり! 原田知世の直筆コメント 鶴瓶さんも!
映画は、西畑保さんの実話を基にしている。戦時中に生まれた西畑さんは十分な教育を受けることができず、読み書きができないまま大人になった。西畑さんは自分を支え続けてくれた最愛の妻、皎子さんへの感謝を自身で書いた手紙で伝えようと、60代で夜間中学に通い始める。一から文字を習い、35年間連れ添った妻に向けてラブレターを書こうと奮闘する……。
この夫婦のエピソードが2003年に新聞で紹介されるとテレビや雑誌などで取り上げられ、創作落語にもなるなどさまざまな形で広まり、感動を呼んだ。
監督・脚本は映画「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」(2008年)や「今日も嫌がらせ弁当」(2019年)などユーモアあふれるヒューマンドラマを手がけてきた塚本連平さんが担当する。現在、撮影中で来年3月7日の公開が決まった。
鶴瓶さん、原田さん、西畑さん、塚本監督のコメントは以下の通り。
◇笑福亭鶴瓶さんのコメント
西畑保さんのことは弟子のノンフィクション落語で字が書けない話だと大まかには知っていましたが、オファーをいただいて映画の脚本を読んで面白そうと思いましたし、その後、原田さんが妻役だと聞いて「ぜひ!」とお伝えしました。原田さんには僕が旦那で気の毒ですけど……(笑い)。全然しゃべらなくてもいいなって思える空気で、完全に夫婦になってます。
先日、西畑保さんに実際にお会いしました。年を重ねてから何かいいものを手に入れた人って、なんかうれしそうなんです。そこが一番大事です。うれしそうなんですね。「字」を書いたことで人生が豊かになって、それだけ努力もされて……すごくすてきな方でした。