12戦39発のバルサと10戦37発のバイエルン…新監督の下で躍動する名門がCL第3節で激突へ
今シーズンの欧州5大リーグで屈指の攻撃力を誇る2チームが現地時間23日に激突する。 チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第3節の18試合が現地時間22日から23日にかけて開催される。昨シーズンの決勝の再現となるレアル・マドリードvsドルトムントやライプツィヒvsリヴァプールもさることながら、今節の最注目カードは『エスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニス』で行われるバルセロナvsバイエルンだろう。 欧州屈指の名門として知られる両チームは、今夏に就任した新監督の下で好調を維持している。クラブの“レジェンド”シャビ・エルナンデス氏と決別し、ハンジ・フリック監督を迎えたバルセロナは、ラ・リーガ最初の10試合を9勝1敗で終えて首位を快走。ポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキやスペイン代表FWラミン・ヤマル、ブラジル代表FWハフィーニャらが織りなす攻撃は、ここまで全公式戦を通じて39得点と抜群の破壊力を誇る。 一方で、12年ぶりの無冠という不本意な結果で昨シーズンを終えたバイエルンは、38歳のヴァンサン・コンパニ監督を招へいした。DFBポカールとCL含めた全公式戦で6連勝というロケットスタートを切ると、その後3試合は白星から遠ざかったものの、直近で行われたシュトゥットガルト戦に4-0で快勝。ここまでの10試合で挙げた総得点は「37」にまで上る。 バルセロナはドイツ代表GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンやウルグアイ代表DFロナルド・アラウホなど複数の負傷者を抱えているものの、オランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングやスペイン代表MFダニ・オルモ、スペイン代表MFフェルミン・ロペスら離脱者が直近のセビージャ戦でベンチ入り。今夏の目玉補強となったダニ・オルモについては、バイエルン戦で実戦復帰する可能性があるとスペイン紙『スポルト』が伝えている。 対するバイエルンは直近のシュトゥットガルト戦でドイツ代表MFアレクサンダル・パヴロヴィッチが負傷交代。少なくとも今後数週間に渡って戦線を離脱する見込みと発表されている。一方で、直近2試合を欠場していたドイツ代表MFジャマル・ムシアラは復帰に近づいている模様。ドイツメディア『スカイスポーツ』によると、同選手はすでに全体トレーニングに合流しており、バルセロナ戦に出場する可能性もあるという。 なお、過去の対戦成績ではバイエルンが11勝2分2敗と圧倒。直近の対戦は2022-23シーズンのCLグループステージとなっており、当時はバイエルンがホームで2-0、アウェイで3-0といずれも勝利を収めている。バルセロナは約2年ぶりの対戦で2014-15シーズン以来の勝利を収めることができるだろうか。 フリック監督にとっての古巣戦、ポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキとイングランド代表FWハリー・ケインによるストライカー対決など注目度の高い一戦は日本時間24日の午前4時にキックオフを迎える。
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